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サブカルチャー 2018.10.05(金)

「◯◯と言ってる人がいるけど」という言い回し:ロマン優光連載119

 

ロマン優光のさよなら、くまさん

連載第119回 「◯◯と言ってる人がいるけど」という言い回し

 編集氏に言われて気づいたのですが、Twitterを開けば「○○と言ってる人もいるが~」という文章によく出会いますよね。「あれはいったい何なんですか。ムカつく。」と編集氏が言ってきたので、取りあえず今書きたいことも特にないので今回はこのことを考えてみることにします。

 こういう言い方、本来であれば、よく見受けられる意見に対するものであったり、その界隈にいる人なら簡単に特定できるような界隈の有名人の個人的な言動に対して使われるものです。

 それが最近は「言ってる人がいますが」と言われて、「さぞ沢山の人が言ってるのだろうな」とか「その界隈では影響力の強い人が言ってるのだろうな」と思って元のツイートを探してみると、どこの誰ともわからないフォロワーもほとんどいないような人間が一人か二人呟いているようなことだったり、ひどい時にはいくら探しても見つからなかったりすることさえあります。最近で言えば、「先日の地震の際に停電中に野外でジンギスカンをしている人は不謹慎」だと言ってる人の話だとか、千羽鶴を西日本の水害の被災地に送りたがっている人とかの話があります。なんでこんなことが起こってしまうのでしょう。

 まず考えられるのが、「○○をしたら、××だという風に言う人がいるかもしれない」というツイートを読んだ人が「××だと言ってる人がいる」と勘違いして反応してしまい、ツイートが出回っていく間に本当にそういう人が沢山いるような前提になってしまう例です。ジンギスカンに怒る人の話とかはこれですね。ジンギスカンに怒ってる人は私の知る限りでは見つかりませんでした。あくまで仮定の話をしていただけなのに、それを読んでそういう人物が実在すると勘違いした人たちが騒いでいただけでした。

 二つ目が、バズりたいという理由で、わざわざ頭がおかしいレベルの極論を言ってるアカウントを探してきて俎上に載せるということをしている場合です。極論というのは良くも悪くも人の気持ちを引き付けるものですから、それをいじるとバズりやすいんですよね。それに加えて、発言主が右だとか左だとかフェミニストだとかオタクだとかサブカルだとか特定の属性を持つ人間であるという要素が加味されると、その属性が嫌いな人たちが飛び付いてきてはしゃぎながら叩きだすという光景が生まれるわけです。

 単純にバズりたいという理由ではなく、ある界隈を叩くことで特定の界隈でもてはやされたいという気持ちもあったりもするのでしょう。敵対するような界隈が互いに相手サイドの低レベルな意見や頭がおかしいレベルの意見を見つけてきては、それが敵対する界隈全体の意見であるかのように言いながら叩いている光景はよく見られるものです。こういうのが悪質になってくると、「こう思ってるに違いない」「こう言ってるに違いない」という想像でしかないようなことを、そういう人物が実在しているかのように語りだしたり、実在の人物がそう言っているかのように語りだします。嘘だとわかっててやってるのか、本気で自分の妄想を信じているのかわかりませんが、こういうタイプの人は思想とか趣味とか関係なく、どこの界隈にもいるんですよね。

 少し違うけれど、今『新潮45』を叩いているリベラルの人たち全てが都民ファースト旋風の時に反安倍の見地から小池を批判せずに「百合子いいぞ! アベを倒せ!」と無責任に盛り上がっていたという内容のツイートが4,700くらいRTされていたんですよね。当時『新潮45』だけが反小池の論陣をはっていたけど、今『新潮45』を批判している全てのリベラル・左派たちは市場関係者の声を無視して、安倍にダメージがあったのを喜んでいたという話なのですが、実際、小池の躍進で喜んでいたリベラルなんてほとんどいなかったんではないでしょうか?

 私の見てる範囲だと、今回『新潮45』に批判的な人たちは当時から安倍もヤバイが小池もヤバいと言っていた人が多かったし、小池に批判的な人が多かったと思います。それが全てとはいいませんが、少なくとも『新潮45』の杉田論文を批判しているリベラルの人が小池批判をしていなかったというのは確実に事実ではないですね。

 このツイート主の観測範囲が非常に片寄っているのか、この人のリベラルという定義が独特かつ範囲が非常に狭いのか、陥れるための嘘なのか、自分の妄想を信じてるのかはわからないですが、いい加減なツイートであるのは間違いありません。
「○○と言ってる人もいるが~」という時の○○という意見が実際にはほとんど見あたらない場合があるという問題。・仮定の話を事実と勘違いしたもの。・バズりたくてわざわざ極論を探してくる。・嫌いな界隈を陥れるためにわざわざ極論を探してくる。以上の理由が考えられるわけです。後者の二つに関しては発言者を個人として特定せずに、特定の属性の総意のように見せかけるという詐術が使われることも多いわけで、こういう語り口に対した場合、いいことが書いてあるようでも、簡単に納得したりせずに、ちゃんと調べてから反応するのが大切なんではないでしょうか。

(隔週金曜連載)

図版:Twitterロゴ

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