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    ▼維新の会大勝の異常 大阪府民の絶望的な民度 ▼小室眞子さんと一緒に超ひんしゅくの圭さん NY司法試験不合格後に佳代さん元婚約者と直接対決 ▼バッシングするバカや政治家におべっか使う芸人のほうが大間違い 太田光の甘利や二階への暴言は正しい ▼インテリ気取りからもバカからも持て囃されるいじめコンテンツ 水曜日のダウンタウンが一切笑えない ▼ジョーカーに憧れた男 京王線無差別殺傷事件でわかった負け犬弱者男性にとって日本社会は地獄 ▼仕事ができない無能39の特徴 ▼共産党がロリコン絵を撲滅宣言 表現の自由を潰す政党はどこ? ▼髙山若頭が実話誌3誌を使った忠誠心試験 神戸側から六代目山口組復帰者の公開懺悔 ▼腫瘍政党の党首では圧倒的に底なしバカ 維新の会 松井一郎代表のインチキ人生 ▼唐揚げ 刺身 焼鳥 たまご焼き 一番まずい居酒屋は?▼新庄剛志が監督の日本ハムファイターズ衆愚極まれり ▼眞子さんのハートを掴むのだってカンタン 育ちの良い女のオトシ方完全解説 ▼漫画テコンダー朴第53話「ミミズク岩(プオンイパウィ)の怪人!? 大韓ハチ男 VS 独島ライダー!!」 ▼日本のバカさを象徴する謎の”同調圧力”一覧

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サブカルチャー 2017.07.21(金)

奇妙な死亡報告:ロマン優光連載88

 

ロマン優光のさよなら、くまさん

連載第88回 奇妙な死亡報告

 SNS上では時として不可思議な出来事が起こります。いや、書き込む人が報告しているだけなので、それが現実に起こったことかどうかもさえもわからない。事件性があるわけでもないなら警察が介入することもないし、記事にするほどのネームバリューがある人物でなければマスコミが取材して裏付けをとるようなこともない。せいぜい、それにまつわる書き込みがネット上でまとめられる可能性があるだけで、たいていの場合、真実が明らかになる日が訪れることもない。
 そういう出来事の典型的な例が、「クリエイター系の仕事をしているSさんの死亡報告」にまつわる一連の出来事でした。Sさんの仕事とか詳しい履歴とか動機とかは本稿において別に重要なものではないので概略を軽く説明するなら、Sさんは仕事で一部で高い評価を受けている反面、取引先とトラブルをたびたび起こしていることでも知られている人物。SNS上での発言もどこかピントがずれた軽く物議をかもすようなものが多い人でもあります。仕事上の不当な扱いだとSさんが認識していることについて一方的な告発(事実関係は実際わかりません)めいたことをSNS上で発言したため、先方の反論にあい、法的な話し合いがおこなわれることになった模様です。その件で軽い炎上めいたことが起こり、一部からバッシングも受けました。元から精神的に不安定な発言の多かった人なのですが、これくらいの時期から「仕事をやめる→やっぱり、やめない」「死にたい→死なないです」といった発言や、アカウントを消す→復活といったことを繰り返すようになりました。
 そういう流れの中で突如として本人のアカウントで、『このアカウントのパスワードを共有していた元スタッフ』を名乗る人物からSさんの死亡報告がなされたのです。前日には遺書めいた書き込みがなされており、死亡原因も「心不全」という自殺を遂げた人に対して使われることが多いものだったこともあって、明記されていないものの、自殺を匂わせるものでした。
 ただ、この死亡報告は色々と疑念を抱かせるものでした。世間にこのことを広めたくないと言いながら、SNS上で発信していること。死亡報告が某日の深夜0時16分に行われたのに、その死亡日が某日その日だったこと。広めたくないはずなのに、Sさんスタッフを名乗る人物がSさんのアカウントから死を悼む発言や過去の彼女の仕事を絶賛する発言をいいねしたり、RTしたりして注目を浴びるような行為にでていたこと。報告した人間の名前と問い合わせ先を名乗る人間の名前が違っており、その名前が似通っていて、名字しか書かれていないこと。
 普通に考えれば、Sさんの死を広めたくないのであれば、SNS上で報告するのではなく、知人や仕事先にメールで報告して内密にするようにお願いしそうな気がしますし、死亡確認から十数分で死亡報告をしたりはしない気はします。しかし、我々は裏付けがとれない以上、Sさんが死に際し連絡先を消去した上に、元スタッフが非常識な人物であったため、このような事態が起こった可能性を否定できないのです。死亡日時も間違っただけかもしれません。複数の元スタッフが分担して作業していたため、複数の名前が出てきただけで、たまたま名前が似ていただけかもしれません。裏付けがとれない以上、可能性は否定できないのです。この時点では、Sさんと直接関わりがあった人や、Sさんについて知ってる媒体関係の人、こういう話題を好みそうなライターの人たちは、この件について公の場で発言をすることは全くといっていいほどありませんでした。それは、あまりにも情報が不自然だったのが理由なのではないかと思います。素直に受け取って悼むことも、否定をする証拠もないので疑念をはさむこともできない、という感じですよね。
 その後、元スタッフが管理しているSさんのアカウントに匿名掲示板による誹謗中傷を理由に鍵がかけられました。さらに一般人としてSさんを悼む発言をしていたアカウントがSさんを名乗り、死ぬ気だったが死にきれなかったため、このようなことになってしまったと謝罪。さらに、匿名掲示板で住所と本名を晒されているため、身の危険を感じているという発言。さらにそのアカウントは消え、突如Sさんの旧友を名乗るアカウントが出現し、今後Sさんの窓口になること、Sさんは精神的病いの疑いがあり治療することなどの報告がなされ、最新の報告としてはSさんの病気の内容が報告されています。
 結局、『自称・なにがし』から様々な報告がされているだけなので真実はさっぱりわかりません。Sさんが死んでいるとするなら、Sさんを自称した後に消えたアカウントや旧友アカウントは酷いイタズラです。Sさんが生きていたとしたら、元スタッフは本人の詐称だったと考えるのが自然ですけど、元スタッフが実在していて共犯だった、あるいは騙されていた可能性だって完全に否定できもしないのです。Sさんの窓口になることを宣言した旧友を名乗るアカウントも色々と不自然ですが、そういった不自然さも「Sさんは変わった人なので友人も変わった人なのかもしれない」ということで説明がつくと言えばつくのです。そういえば、Sさんとして遺言めいた発言をしたアカウントも、当初はSさんのアカウントだったのが、弟子としての目線でSさんのことと自分の話を語るアカウントになり、再びSさんとしてのアカウントになったのでした。
 登場人物の正体が全てSさんであると考える人は多いですが、証拠がない以上それが真実かどうかはわからないわけで。この程度の知名度の人物による、この程度の出来事を手間暇とお金をかけて裏付け調査する第三者など普通いないと思われますし、登場者が現れて正直に語るしかないのですが、それが正直に語られているかは検証することは難しいというか、面倒くさいので誰もやらないでしょうね。だから、真相めいたものが語られたところで、結局それが真相かどうかわからないまま、なんとなくの『真相』が一部で広まり、やがて忘れられていくのでしょう。
 ただ、Sさんがその名前で、以前と同じような形で仕事をできる日が来ることはないのではないでしょうか。生死いずれかを問わず。

(隔週金曜連載)

写真:写真AC

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ろまんゆうこう…ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』(Less Than TV)が絶賛発売中。代表的な著書として、『日本人の99.9%はバカ』『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』(コアマガジン刊)『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)などがある。現在は、里咲りさに夢中とのこと。

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