Home > サブカルチャー

スマホ表示はこちら


隔週火曜

鈴木詩子のゆるゆるベイスターズファン

毎週水曜

エスムラルダの勝手にワイドショー

隔週金曜

さよなら、くまさん

隔週金曜

100本の映画

予定変更することがあります

▼連載コラムバックナンバー▼

ブッチNEWS連載バックナンバーまとめ


 
■更新情報をいち早く通知するブッチNEWSメールマガジンへ登録!


最新号
  • 実話BUNKA超タブー2023年3月号
    実話BUNKA超タブー2023年3月号

    コンビニ・書店で2/2より発売中 偶数月2日発売(次号は4月2日発売) 特別定価650円(税込)

    ▼降雪地帯、海・川の近く、足立区、沖縄ほか 住みたくない場所▼古いだけなのにノスタルジーだと通ぶるバカから大絶賛 超老舗ラーメン全部まずい▼女性がマスクを付ける最大の目的はキモいおっさんに顔を見られたくないから▼ガーシー参院議員・FC2高橋理洋・与沢翼なども潜伏…詐欺師たちの楽園ドバイ▼温泉むすめ・たわわ・AV新法 ほか「女性の尊厳」を盾に他者を攻撃するツイフェミの暴走▼元共産党員・篠原常一郎が語る 仁藤夢乃代表Colabo問題&共産党と貧困支援事業の関係▼女を喰い物にして生き抜くホストの集金方法とは▼存在感ない野党のラストチャンスは理念なき野合▼山上のテロが招いた歪な社会 統一教会バッシングで日本は信教の自由がない暗黒社会に▼織田信長VS徳川家康クズ比較▼ヤクザが怒鳴りあうだけのクソ映画『仁義なき戦い』がつまらなさすぎる

     

  • 実話BUNKAタブー 2023年3月号
    実話BUNKAタブー2023年3月号

    12/16発売 通常毎月16日コンビニ・書店で発売 特別定価670円(税込)

    ▼TABOO OPINION中国がアメリカを凌駕し覇権国家になる未来は杞憂▼ベストマザー賞受賞の元トップアイドル篠田麻里子 不倫を追及される修羅場の内情と夫の素顔▼核武装ならともかくアメリカの言いなりで国民1人あたり年間4万円の負担防衛費増額はムダ▼動物好きなはずの次期天皇 秋篠宮さまにカピバラ猟奇食いBBQ疑惑▼3年かけて加藤の乱を完全鎮圧した吉本興業の恐ろしさ▼『やや日刊カルト新聞』藤倉善郎氏に聞く統一教会擁護で炎上する太田光の及ぼす悪影響とは▼財務省の安倍派への逆襲「岸田の間に増税してしまえ」 ほか

    連載中『ロマン優光の好かれない力』は「樋口毅宏の発売中止本を読んでみた

グラビアギャラリー
サブカルチャー 2017.03.31(金)

『けものフレンズ』で号泣:ロマン優光連載80

 

ロマン優光のさよなら、くまさん

連載第80回 『けものフレンズ』で号泣

 よかった、本当によかった。誰一人欠けることがなく、旅は続いていくんだ。なんだか、涙が止まらない。かばんちゃんとサーバルちゃんの友情と旅はまだまだ続いていくんだ…。

 まあ、アニメ『けものフレンズ』の最終回を見終わった感想が上になるわけですが、いやー、ほんとに良い最終回でしたね。まあ、ここで第一話の悪口をいったり、誰だって思いつくようなどうでもいいSF考証とかすればPV数が伸びるんでしょうけど、そんなことよりハッピーエンドに終わって、よかった、よかった。Twitter上で『HiGH&LOW』について近い見方、近い楽しみ方をしている人の何人かが『けものフレンズ』にはまっていて、「あの人たちが面白いと言うなら見てみよう。」と思っていたところ、編集氏からお題としてふられて本当によかった。たまには、あの人も楽しいお題をふってくれるものですね。

 フレンズという動物が人間の少女化された存在が住んでいるジャパリパークという土地に突如あらわれた自分が何の動物かわからない少女・かばんちゃんと、彼女と最初に出会ったサーバル・キャットのフレンズ・サーバルちゃんが、かばんちゃんが何の動物なのかの答えを探して一緒に旅をするというのが基本のストーリー。かばんちゃんとサーバルちゃんの2人(プラス謎のロボット・ボス)が旅先でその土地の住人がかかえる色んなトラブルと遭遇し、かばんちゃんの知恵とサーバルちゃんの行動で解決していくという一話完結のほのぼのと楽しい物語と、この世界とかばんちゃんの謎が少しずつ解き明かされていくハードな展開が平行して存在しているわけです。
 私は第一話でボスが今まで他のフレンズとは会話をしなかったのに、かばんちゃんとだけ会話をした時点で凄く不安な気持ちになりました。明らかに人工物であるボス(フレンズは道具をつくれません。)がかばんちゃんにだけ反応するということは、かばんちゃんは人間(かばんちゃんは道具がつくれる存在であることが冒頭で既に示唆されています。)であるという理由からではないか。サーバルちゃんがかばんちゃんを見て人間だとわからないのは、この世界に人間がいないからではないか。もしかして、かばんちゃんはこの世界の住人ではなく、ジャパリパークから出て行くことになるのではないか。だとしたら、これから始まる2人の旅が楽しければ楽しいほど寂しくなってしまうのではないか。そんなことを思ったのです。
 旅が主軸に据えられた物語の終わりというのは2つしかありません。「旅はまだまだ続く」か、「旅の終わりによる別れ」しかないのです。かばんちゃんが別の世界(土地)の住人だとしたら、その世界に戻るという選択肢が選ばれる可能性は非常に高いではないですか。第一話からそんな可能性を匂わされたらツラいじゃないですか。「ジャパリパークは不思議な夢の国じゃなくて、何かハードな現実が潜んでいるディストピアの可能性があるとか本当にツラい」と感じたのを思いだします。
 土地土地で、かわいくて個性的なフレンズたちと出会いながら続いていく、かばんちゃんたちの楽しくほのぼのとした旅が描かれる一方で、ジャパリパークの謎に関するヒントが徐々に提示されていくわけですが、それがどう考えても悲劇的な真相が明らかになりそうな予感しかしない。各話のエピソードが楽しいだけに、なんともいえない緊張感が漂ってくる。かばんちゃんたちの旅と並行して、かばんちゃんたちを追跡しているアライグマのフレンズ・アライさんとフェネックのフレンズ・フェネックの2人組の旅が第一話から描かれており、二組はなかなか出会うことがありません。謎のヒントは、アライさんパートで示唆されることも多く、かばんちゃんたちが知らないところで不安になるような情報が飛び交います。アライさんがジャパリパークの謎を知ってるのではないかというようにもとれる描写もあり、それでまた見てるこちらとしては不安になったり。まあ、アライさん自体はかなりのポンコツでかわいい限りなのですが。かばんちゃんたちと対をなすようなアライさんたちの存在は物語の仕掛けとして大きな役割をおっていたように思います。

フレンズは仲間を見捨てない

 11話で今までの平和な空気が嘘のようにハードな展開が始まってしまった時は、本当に不安になりました。想像する限りの最悪の事態がおこってしまいそうで…。それを最終話で提示されてきた伏線を見事に回収し、『Gガンダム』や『うしおととら』の最終回を思わせる熱い展開を盛り込み、ハッピーエンドに終わらせたたつき監督は本当に素晴らしいと思います。一部解き明かされていない謎もありますが、あの世界の住人が現時点で知りうることのできるものに関しては全て回収されていると思うので、個人的には全然OKです。
『けものフレンズ』は最初から丁寧に伏線を張ってきた作品ですが、低予算ゆえに少人数で制作されてるためか、制作者が意図していないかのように思える変な部分もたびたび見受けられます。あえてミスリードするために張られた伏線と、偶然生まれてしまった奇妙な部分がうまいこと混ざり合って、視聴者が様々な方向に上手いことミスリードされていったのかなという気がします。
 ギミックとして設定上の謎が組み込まれた作品は時として謎自体が主体になってしまってるものも少なくありません。しかし、『けものフレンズ』では謎はあくまで2人の友情物語を際立たせるための舞台装置に過ぎず、やっぱり、メインのテーマはOPの歌詞にある通りに「けものはいても のけものはいない」ってことだと思うのですよ。フレンズは仲間を見捨てないということなのです。何を言ってるかよくわからないと思いますが、人間が人間らしく生きていく上でとっても大切な何かが、この作品には詰まってるのです。
 確かに低予算で制作され色々と欠点も多い作品です。しかし、賢ぶった奴らが「糞コンテンツをみんなでいじって遊んでるんでしょ」とか言うのは、絶対に違うと言い切れると思ってます。ハイローもそうでしたが、欠点は確かに色々あるけれど、それを上回る良いところがある作品なのです。10点満点で5項目あるとしたら、全項目7点みたいな作品より、私は他が2点3点でも1項目だけでも10点取ってるような作品の方が断然好きなんですよ!
 作品の内容自体について色々言いたいことはありますが、まだ最終回を見られてない地方の人がいるので、とりあえずこの辺で。とにかく、『ようこそジャパリパークへ』という曲が単なる楽しそうな曲から、聞く度に胸の奥から熱いものがこみ上げてくるような曲に変わってしまったのは確かなことなのです。

(隔週金曜連載)

図版:けものフレンズ/ロゴ

______________________________

★ロマン優光がサブカルの定義に鋭く斬り込む異色作★
『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』/ロマン優光(コア新書/コアマガジン)
http://books.rakuten.co.jp/rb/14537396/

★前作は電子書籍でも発売中★

筆者の前作『日本人の99.9%はバカ』(コア新書/コアマガジン刊)が電子書籍化されました! 
※なお紙書籍版も、全国書店・ネット書店にご注文いただければ入手可能です。

◎電子版主要配信先リスト・リンク。ご購入はこちらから。
http://mensbucchi.com/goods/20160722183146

【ロマン優光:プロフィール】

ろまんゆうこう…ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』(Less Than TV)が絶賛発売中。代表的な著書として、『日本人の99.9%はバカ』『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』(コアマガジン刊)『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)などがある。現在は、里咲りさに夢中とのこと。

おすすめCD:『蠅の王、ソドムの市、その他全て』/PUNKUBOI(Less Than TV)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13292302/

連載バックナンバーはこちら
http://mensbucchi.com/rensai-bn/20160322204147 (コピペして検索窓に)


 


[PR]
★ロマン優光の新書9月新刊をAmazonで買う(電子もあるよ!)

嘘みたいな本当の話はだいたい嘘 (コア新書)

新品価格
¥1,000から
(2022/8/19 22:06時点)





アイドルとのつきあい方(仮)

新品価格
¥1,980から
(2021/12/10 21:05時点)



  • ★TOPページ・タグでは過去記事は10本だけしか表示されません。「芸能・エンタメ」などカテゴリ単位のタブではそれ以前の過去ログもごらんいただけます。
    ★そのためこちらからサイト内google検索を可能にしました。知りたい内容があればどうぞ。

    MONTHLY RANKING





関連記事

嘘みたいな本当の話はだいたい嘘 (コア新書)

新品価格
¥1,000から
(2022/8/19 22:06時点)





おすすめ記事
人気投票ランキング
ブログ
記事提供元




ブッチNEWSは「スマホ」と 
「PC」でお愉しみいただけます。 
(ガラケー非対応) 





募集のお知らせ…PC/スマホ配信提携先、アプリ制作業者、月額広告、広告供給業者を募集しております。右下「運営方針」をご参照下さい

 

[PR]

運営者情報
タグクラウド
おすすめ エスムラルダ 鈴木詩子 ロマン優光 杉作J太郎 美しさ勉強講座 男の偏差値がぐんとアップする美しさ勉強講座 ロコドル ローカルアイドル 杉作J太狼XE ゆるゆるベイスターズファン 瀬名あゆむ 山口明 新日本プロレス アイドル フジテレビ 童貞 DVDレンタル NHK
Powered by Vivvo CMS v4.6