Home > サブカルチャー

スマホ表示はこちら


隔週火曜

鈴木詩子のゆるゆるベイスターズファン

毎週水曜

エスムラルダの勝手にワイドショー

隔週金曜

さよなら、くまさん

隔週金曜

100本の映画

予定変更することがあります

▼連載コラムバックナンバー▼

ブッチNEWS連載バックナンバーまとめ


 
■更新情報をいち早く通知するブッチNEWSメールマガジンへ登録!


最新号
  • 実話BUNKA超タブー2021年5月号
    実話BUNKA超タブー2021年5月号

    コンビニ・書店で4/2発売 毎月2日発売 612円(税込)

    利権と差別まみれオリンピックという醜悪イベント/寿命を縮める睡眠3選/クビになって当たり前の加藤浩次の所業/ 福原愛に騙されるな-『週刊文春』の記事はすべて本人のリーク-/処女を貫く芸能美女の〇処理事情/カネ出し渋っての宣言解除は3回目の緊急事態宣言を招く/富裕層の金を没収して貧乏人にジャンジャン回せ/在日ウイグル男性が語る中国共産党によるウイグル弾圧のいま/深田えいみヌケる出演作TOP10/気持ち悪いファンが多いプロ野球チームランキング/グラビア 伊織いお/清水あいり/香月杏珠/桜井木穂 深田えいみ/花見は素人だらけのパ〇チラ天国/40歳を過ぎた男はココが気持ち悪い/DQN御用達のクルマ・アルファード大研究/行くのが困難な伝説のF店25選/韓国アイドルズリネタ写真館/汚い男の体が映っていないレズVの世界/好評連載 蛭子能収/嶽本野ばら/鎌田紘子/杉作J太郎/中村淳彦/町田足土/真中つぐ etc……

    サウナから見た愛媛情報! 杉作J太郎「熱盛サウナおやじの伝言」コラム連載中!

    吉田豪「人間コク宝」インタビュー ウーマンラッシュアワー 中川パラダイス他では読めない濃厚すぎるヤバイ話題!

  • 実話BUNKAタブー 2021年5月号
    実話BUNKAタブー2021年5月号

    3/16発売 通常毎月16日コンビニ・書店で発売 特別定価612円(税込)

    パパ活○○X令和3年の貧困女子/東京オリンピック組織委員会長就任で五輪中止&橋本聖子総理誕生/人気女優とベッドイン再現/デブは医療費を逼迫させる国賊だ/7人に1人が発症 認知症にならない方法/元気な精子を作る習慣&食べ物/一番まずいハンバーガー屋/総務省は戦前の独裁官庁内務省復活を画策している/成人向けビデオ史に残る名シーン大全/緊急事態宣言延長しろというバカたちのせいで日本経済はコロナから10年立ち直れない/グラビア 七沢みあ 森咲智美 沖田彩華 吉野七宝実 和地つかさ 春明潤  他

    ●『ロマン優光の好かれない力』は「『映画秘宝』騒動の戦犯は誰だ!?」

グラビアギャラリー
【コアな視点で知の可能性を探求する同時代人のための新書シリーズ・コア新書】

少年ジャンプが1000円になる日~出版不況とWeb漫画の台頭~/大坪ケムタ
↑漫画アプリはどうやって収益をあげているの?/各社Web漫画サイトのヒット戦略は?/出版不況本当はどれくらいヤバいの?
SNSは権力に忠実なバカだらけ/ロマン優光
↑これは百田尚樹へのラブレターである!
覚醒剤と妄想-ASKAの見た悪夢ー/石丸元章
↑本書はASKAへの応援歌である
文学としてのドラゴンクエスト 日本とドラクエの30年史/さやわか
春樹より深いドラクエの世界 ↑荻上チキ・Session-22(TBSラジオ)で特集!
暗黒ディズニー入門/高橋ヨシキ
愛と感動…だけじゃない! ↑ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル(TBSラジオ)で特集!
(Link to Amazon)
サブカルチャー 2015.05.15(金)

ピース又吉『火花』を読んでみた:ロマン優光連載31

 

ロマン優光のさよなら、くまさん

連載第31回 又吉直樹『火花』を読んでみた?

「次回は又吉直樹『火花』についてお願いします。」というメールが編集氏から送られてきた時、正直やっかいな題材だなと思った。編集サイドとしては私が又吉氏のことを痛烈に批判しネットで話題になれば御の字という思惑なのかもしれないが、私としては又吉氏及びこの作品について特にネガティブな感情もなければ、かといって絶賛したいというわけでもない。とはいえ、それに対して何の代替案を持たない私はいつものように唯々諾々と受け入れることにした。何故ならこれは仕事であり、仕事というのはそういうものなのだ。
 氏の文体を一読した時に思ったのは「板の上で言葉を扱う人の書く文としては、リズム感があまり感じられない文体だな。」というものだった。リズム感というやつはあればいいというものでもなく、私にとって最近の作家で最もリズム感のある文章を書く人は川上未映子氏なのだが、その過剰にリズムに支配された文章がゆえに私は川上氏を敬遠しがちだ。又吉氏の少しテンポの悪いようにもとれる文体なのだが、テレビで見知った又吉氏の口調で脳内で再生するとこれがしっくりとくる。そういう風にして読み返すとまた少し印象が変わってくる。しかし、これは又吉氏という人物をテレビなどで知らなければ成り立たないことでもある。それは要所要所で感じられる部分だ。
 個人的な感想としては、非常によくできていて楽しめる部分もあれば、構成や文章など荒いと感じられる部分もあり、新人の第一作としてはそれなりに楽しんで読めたというのが率直なところだ。しかし、これが芸人として知名度のある又吉氏の作品でなければ掲載された作品なのかは疑問である。文芸作品などというものは編集者にほんの些細な欠点を指摘され続けて矯正を繰り返す過程を経て世にでるものなわけで、 これが他の人なら掲載は許されてないのではないだろうか。いや、十分鑑賞に耐える面白い作品ではある。しかし、又吉氏が又吉氏であるがゆえに矯正の手が緩かったのではないか。かといって、氏ほどのレベルで書くことができる人がどれだけいるかといると、そういないだろう。まあ、多少荒い部分があろうが面白い部分があるのなら、そちらに目を向けて世にだすというのは、本来全然間違ってないのだから、悪いことでもない。 たとえ、出版社が氏の知名度による雑誌の売上向上を意図していたとしても。そもそも、氏には悪い部分など一つもないのだ。
 又吉氏本人が世間に広く知られてることである程度優遇された部分はあると思うのだが、いいことばかりではない。題材が芸人の世界であり、私小説的にとる人も多いだろう。登場人物に実在の芸人を投影し、イメージが非常に固定化されるのもそうだが、作品のラストと現実の氏の状況の違いに首を傾げる人もいるだろう。作品としては、あの終わり方が一番美しいと思うのだが、作者自身と主人公があまりにも近すぎたのも、微妙な感情も生まれてくる。作者が氏だと知らなければ、生まれないはずの感情だ。作品以外の要素が作品の読後感にいらない影響を悪い意味で与えてしまう。氏が純文学を目指すのであれば、氏の作品が作品として純粋に鑑賞される機会をあらかじめ失っているのは非常に不幸なことなのではないだろうか。

お笑いと小説の違い

 しかし、私は又吉氏のことを素直に偉いと思う。芸人として多忙な日々の中で『作品』を書き上げたことを。日々の仕事に追われる中、小説を書いている人は沢山いる。氏だけが特別なわけではない。ただ、〝お笑い〟という言葉を扱うという点では似通った職業の人間が小説というものを書くのは、逆に非常に大変なものがあったと思うのだ。ライターを長年やっていると小説を書くのが難しくなってくる。文章を書くという点では非常に似通ってはいるが、実は求められるものが全く違う世界だからだ。小説では描写してはいけない部分を、読み物でははっきり書かなければならず、読み物では書いてはいけない部分こそが、小説では肝心要の書かなければいけない部分であったり。読み物ではわかりやすく一つの意味を伝えなければならないが、小説では多種多様な解釈が許される。同じ文章を扱う仕事だからこそ、ライター癖がついてしまうと小説的な文章がかけなくなってしまう恐れがある。同じ格闘技だからといって力士が総合格闘家にすんなりなれるかというとなれないのと一緒で、使う筋肉が違うのだ。お笑いに携わる人間が小説を書くというのも、これと同じなのだと思う。なまじ、同じ言葉を扱う仕事だからこそ生まれてくる難しさがあるはずだ。『火花』の「ここは描写する必要はないのでは」という部分は、おそらく漫才やコントでははっきり描写しなければいけない部分で、描写的に食い足りない部分もまたそこの差から産まれてきたものではないか。『火花』の荒い部分の一部分はそこの部分の不慣れさから生じていると個人的には思う。そういう不慣れさはあっても『火花』は文学作品として十分成立しているわけで、これは大変な作業だったのではないだろうか。こういうことを言うと純文学を高く見ているとかいう話に捉えられがちなのだが、そういう話ではない。単に違う競技だというだけの話だ。一つの競技で成果をだしながら、別の競技で結果をだすということは讃えられてもいいことだとは思う。
 個人的には良い部分はあるが特に賞をとるほどの優れた作品ではないと思うし、作品をとりまく外野の状況がうさんくさかったり、わかる部分はあるのだけど手放しで世界観を受け入れられるタイプの小説ではない。しかし、お金にもならないし、世間的評価も得られ難い純文学、同じ時間を費やすなら芸人仕事をしていたほうが遥かにいいにもかかわらず、そこに情熱を持って取り組んだ又吉氏本人に関してだけは手放しで立派だなとは思うのだ。

【ロマン優光:プロフィール】
ろまんゆうこう…ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っている。好きなアイドルは、イニーミニーマニーモー。

おすすめ書籍:「日本人の99.9%はバカ」/ロマン優光(コア新書)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13104590/

『日本人の99.9%はバカ』購入特設ページ
http://www.cmz.jp/roman/

連載バックナンバー(最新10件)はこちら
http://u333u.info/l2ky (コピペして検索窓に)

オススメ書籍:「火花」又吉直樹(文藝春秋)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13113908/


 


[PR]


※コメント欄はPC/モバイル別個のものが表示されます





  • ★TOPページ・タグでは過去記事は10本だけしか表示されません。「芸能・エンタメ」などカテゴリ単位のタブではそれ以前の過去ログもごらんいただけます。
    ★そのためこちらからサイト内google検索を可能にしました。知りたい内容があればどうぞ。

    MONTHLY RANKING





関連記事
おすすめ記事
人気投票ランキング
ブログ
記事提供元




ブッチNEWSは「スマホ」と 
「PC」でお愉しみいただけます。 
(ガラケー非対応) 







募集のお知らせ…PC/スマホ配信提携先、アプリ制作業者、月額広告、広告供給業者を募集しております。右下「運営方針」をご参照下さい

 

[PR]

運営者情報
タグクラウド
おすすめ エスムラルダ 鈴木詩子 ロマン優光 杉作J太郎 美しさ勉強講座 男の偏差値がぐんとアップする美しさ勉強講座 ロコドル ローカルアイドル 杉作J太狼XE 瀬名あゆむ 新日本プロレス 山口明 アイドル フジテレビ 童貞 NHK 韓国 帰ってきて 吉澤ひとみ
Powered by Vivvo CMS v4.6