
世界に恥を晒す「日本人の美徳」の正体

【本記事は後編記事。前編記事はこちら】
自画自賛が氾濫する日本
他人が誰も褒めてくれないから、自画自賛で自らを慰める。そんな自慰行為にハマって久しい我が国、日本。情けないことこの上ありませんね。
というわけで、日本人が美徳だと思っているものはことごとく勘違い、という現実をあまねく検証したところ、間違った美徳が合計16個もあったので、前・後編記事に分けてこってりご紹介します!
美徳08
「何事にも丁寧」
丁寧と言えばキレイに聞こえますが、何をするのもノロマなだけです。人間を20年くらいやると大抵の人が気づくことですが、世の中はちょっとくらい雑でも何でも早く処理できる要領の良い者が勝つようにできているのです。
誰かが見ていてくれる、誰かが気づいてくれるなんて完全なまやかしです。道徳の教科書の中だけです。グズでノロマな日本人がいくら丁寧な仕事をしようとアバウトなアメリカ人に負けてしまうのです。あぁ無情。
美徳09
「我慢強い」
耐え忍び我慢することが美徳だと思っているなら大間違いです。このマゾヒスティックな性癖のせいで、かつて日本人はバンザイアタックという名の特攻を強いられ、原爆を落とされて大きな犠牲を払って戦争に負けてしまいました。もう少しだけ日本人にこらえ性がなければ、悲劇は起こっていなかったでしょう。
地震など災害に見まわれた際も日本人は取り乱したりせず我慢強く秩序正しく行動しますが、そもそも何度も同じような災害に見舞われる危険な場所に我慢強く住んでいるのも問題であって、完全に我慢の使い方を間違っています。
美徳10
「他人に親切」
「情けは人のためならず」という言葉や「因果応報」を日本人は信じているので、他人に親切です。つまり、その親切は自分のためであって、他人のためではありません。なんと邪な親切なんでしょうか!
ちなみにとりわけ一部の犯罪者予備軍のDQNたちが妙に親切な様子で他人との距離をつめてきがちですが、その場合は必ず裏があることは疑いようもありません。
美徳11
「質素で倹約に努める」
そもそも資本主義社会において、質素や倹約は美徳ではありません。消費こそが経済を活性化させ、社会を回すのです。その意味で日本人のこの気質は、残念ながら悪徳でしかありません。
安倍政権時代にいくらアベノミクスを叫んで株価を吊り上げ、黒田総裁が日銀バズーカをぶっ放して、市場に現金をバラまいても実質の景気が上向かなかったのは、国民が質素倹約、つまりケチに励むからです。内需が拡大しなければ景気が良くならないのは当たり前です。
美徳12
「無宗教で平和」
一時期はみんなで天皇を神と仰いでいた日本人。ですが、太平洋戦争で勝利したアメリカに国家神道は解体されてしまいました。以来、日本人はすっかり無宗教になってしまったのですが、残念ながら何かにすがらなければ生きていけない人もいるらしく、創価学会や幸福の科学、オウム真理教などの胡散臭い新興宗教がはびこる原因となってしまいました。
結果として統一教会が政界にはびこり、政権与党の一角を創価学会が母体である公明党が占める有り様です。気がつけば創価学会が国教になってしまう可能性さえあるのです。
美徳13
「人種差別がない」
残念ながら明らかに嘘です。日本は単一民族国家と言い張る人もいるようですが、北海道にはアイヌ民族がいますし、沖縄も琉球民族です。そして彼らに対する差別は純然と存在します。沖縄が基地問題で不利益を被っているのもある意味で人種差別です。それなのに、彼らは日本の端にいるマイノリティーなので、その差別は意外と目立ちません。
なので一部の、特に差別意識の高い日本人は差別の対象を外に求めて、最近では韓国の人々や中国の人々に対しての差別を繰り広げます。とんでもない連中です。
美徳14
「性にガツガツしない」
性に淡白なんて、何の自慢にもなりません。そりゃ若い女性の独り歩きが危険な国に比べれば、日本の性犯罪は少ないでしょうし、治安も良い。その点は素晴らしいことですが、一方で益荒男が減ったおかげで、日本の出生率は急降下。それに合わせて国力も急降下。もはや日本の未来は絶望的です。
そもそもこんな結果を招いた原因は、オタクに市民権を獲得させてしまったことに尽きます。本来は日陰の趣味だったゲームとかアニメとかバーチャルな娯楽を持てはやした結果、オタクたちは簡単に自己実現を果たし、性衝動が抑えこまれてしまったに違いありません。
美徳15
「常に謙虚」
謙虚や遠慮も決して美点ではありません。謙虚なんてものは、やる気がなくて消極的なことをポジティブに言い換えたに過ぎません。国民が全体的に自分に自信がない傾向にあるとも言えます。そのせいで一部の声が大きくて自意識過剰で自信満々な人々が幅を利かせてしまうのです。それに大体、日本人は謙虚で素晴らしいなんておだてられて慎ましくしていた結果が、周囲の国家の増長を招いているわけですから、まったくもって笑えない話です。
美徳16
「思ったことを口にしない」
日本人はそもそもエスパーか何かだったのでしょうか? もちろんその答えは否です。相手の思っていることを想像し、察することが良しとされる日本では、思ったことを口にしない場合が少なくありません。しかし残念ながら誰もエスパーではないので、たいていの物事は大きな誤解で進んでいきます。
一番よくあるパターンが、「口に出して好きと言わないけど察しろよ」というものですが、これ本当に「好き」なら問題ありませんが、「好きじゃなかった」場合は大きな悲劇を生みます。日本の離婚率の高さは凄まじく、その理由は推して知るべしといったところでしょう。
【本記事は後編記事。前編記事はこちら】
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