
TBS「クレイジージャーニー」に出たマンホールタウンのボス、ブルース・リー逮捕

地下社会のボスの名前は「ブルース・リー」
ルーマニアの都市・ブカレストには下水道やトンネルで生活をしている人が一定数おり、そこは「マンホールタウン」と呼ばれている。異臭漂う地下空間の統治をしているのがコワモテな『ブルース・リー』というボスで、松本人志・設楽統・小池栄子が出演するTBSの深夜番組「クレイジージャーニー」4月16日放送分で丸山ゴンザレス氏が潜入取材を行っていたので、当時番組を見た人なら衝撃映像を覚えているだろう。見ていない人でも興味は抱くはずだ。狭く蒸し暑い劣悪な環境に何十人もが集住し、電気は盗電。薬物とみられるものも日常的にみられていた。
その『ブルース・リー』が逮捕されたという衝撃情報が入ってきた。7月22日イギリスTV局の報道によれば、彼は孤児院出身の人たちをこのようなマンホールタウンに囲っているが、実態としては犯罪組織であり薬物乱用もあることから警察がマンホールタウンに対して大規模な捜査を行い、『ブルース・リー』を逮捕したとのこと。番組中でも紹介された、これから地下を出て地上生活時のために建てていた家も今回の捜査で壊された様子で、マンホール住人を家族として考えていたリーの心中はいかがなものだろうか。一方で、国としては容認出来ないのもわからないでもない。はからずともTBSの以前の取材映像は、一国の変化を伝える上で非常に貴重なものとなったのではないだろうか。バラエティ番組での取扱いとしては難しいものがあるが…。
参照:Channel4(英文)
( http://www.channel4.com/news/romanias-sewer-people-evicted-from-tunnel-network )
(文・KUS OBUKURO)
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