. 今メインで通ってる現場のアイドルはサブスクに音源がない:ロマン優光連載229 - ブッチNEWS(ブッチニュース)

エンタメ・サブカル・生活情報のニュースサイト

ブッチNEWS

PC表示はこちら 連載バックナンバーは(外部)






[PR]


サブカルチャー

今メインで通ってる現場のアイドルはサブスクに音源がない:ロマン優光連載229

2023.01.06(金)


ロマン優光のさよなら、くまさん

連載第229回 今メインで通ってる現場のアイドルはサブスクに音源がない

 今メインで通ってる現場のアイドルはサブスクに音源がない。まあ、もともとサブスクに音源あっても、解散したりすると聴けなくなることが多々あるので音源は買う派なので別にいいといえばいいのだが。

 そういうわけでサブスクで聴くのは普段ライブに行ったりしないグループとか、見たことはあるけど物販に行くほどではないグループ。音源持ってるアイドルも切り替えるのめんどくさくて流れでサブスクでそのまま聴くことはあるけど、基本的に知らないものを聴いている。

 最近繰り返し聴いてるのが、あるアイドルの某曲になるのだが、本当にいい曲だと思う。現場に思い入れがないどころか、運営の炎上狙いな活動方針が嫌で見に行くことはないだろうという人間にもいい曲だと思わせるのだから、いい曲だと思う。いい曲だし、良い歌詞。でも関わり合いになりたくない。

 どれだけ曲が良くても、それだけで人はライブに足を運ばないし、楽曲はアイドル現場を選ぶ際の一つの基準に過ぎないということだ。だからこそ、運営サイドは注目を集めたくて色々と仕掛けたりもするのだが、その仕掛けによって逆にその楽曲を評価しそうな層に楽曲が届かなくなるという場合もあるので難しい。運営も売るためにがんばってるし、メンバーも運営の要請に応えて真面目にがんばってるけれど、そのがんばりがツラいこともある。そんな話だ。

問題のある運営

 また違う話になるのだが、運営の外へと向けた仕掛けの方向性、アイドルとしての方向性が好みでないから現場にいかないという話とは別に、活動の方向性も楽曲もメンバーも好みだけど、運営が原因で自分の現場として選ばないということもある。

 どんなに良さそうなグループでも、過去に良くない話があった人物が運営するグループは避けてしまう。複数のメンバーに手をだしたとか、メンバーにガチ恋してしつこく言い寄った結果グループが崩壊したとか、メンバーの一人と付き合いだして他のメンバーをないがしろにして崩壊したとか、意味不明な虚言でオタクを振り回すとか、そういう話がある人が運営するグループは避けたいわけだ。高確率で嫌な思いをしそうなとこには人間行きたくないものだ。

 よほど知名度が高くない限り、かなり悪質なやらかしをしても、活動する地方を変えれば、そのことを知らない人も多くて活動を続けられるし、時間が立てば、元の土地に帰って、そのことを知らない新しく業界に参入してきた人たちの界隈に入り込んだりもできる。そんな感じで運営を続けている人もいるわけだ。

 だいたい、現状の地下アイドルはグループ数も多く、界隈が少し違えばオタクが全然知らないということもあるし、そういう人を相手にすればやっていけるし。

 そういう運営が新しいグループを始めたことに気づいても、大っぴらに「あそこの運営は云々」みたいなことをネットに書く人もあまりいない。法的に何らかの決着がついたという話は少ないし、そもそも道義的な問題はあっても法に触れるようなことでない場合もある。話を広げることで訴えられるリスクもある。メンバーは普通に頑張っているだけだから、悪い評判を目に触れさせるのも気の毒。そんな感じで書かないのかなと思う。メンバーが知らずに在籍してるなら、本当は知っておいたほうがいいことだとは思う。

 あと、自分の友達が何も知らずに通おうとしていたら、一応教える。

 しかし、自分の近場にいるそういうグループはあるけど、そういうグループに限ってステージ上で、楽曲、メンバーが変に魅力的だったりするのは何なんでしょうな。

今の自分のメインの現場

 アイドル現場を選ぶ際には運営という要素も強く作用する。今の自分のメイン現場の運営も困った人で、何が困るかというと本当に仕事ができない。悪気はないけど本当に仕事ができない。本当に迷惑だし、困る。告知がちゃんとできないのが一番困った。 

 でも、あの困った運営でなければ採用しないであろう、社会性に乏しかったり、様子がおかしかったり、ひどく風変わりだったりするメンバーがいるわけで、まあ仕方がない。

 しかし、活動開始してから2年たつのに音の悪いライブ音源ばっかりで、ちゃんとしたスタジオ・レコーディング音源が聴けないのは困る。奇をてらった変な録音をした音源はあるが、あの人が奇をてらうとたいていスベる。あと、俺は普通に歌声が聴きたい。推しが卒業する前にちゃんとした音源が聴きたかった。

 推しが卒業した後も本現場はあそこのままだ。あの東京ぴ炎という変な人たちが引き起こす、無意味な崩壊感を伴った、前人未到でとるにたらない名付け得ない「状況」に対する何らかの答えが自分の中に出るまでは見ていくのだと思う。あるいは「状況」が消失するまでは。 

 今メインで通ってる現場のアイドルはサブスクに音源がないし、自分の推しも今はいない。ただ状況だけがある。

(隔週金曜連載)

【著者新刊のお知らせ】コア新書_030『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』(ロマン優光)発売:コアマガジン 電子/紙の新書とも発売中!

以下のURLには各ネット書店のリンクが掲載されています。
コアマガジンHP・一般 
https://bit.ly/3ChRAxV

★ロマン優光のソロパンクユニット プンクボイのCD「stakefinger」★
https://books.rakuten.co.jp/rb/15176097/

★ロマン優光・新書既刊5作 全作電子書籍版があります。主要電子書店スタンドで「ロマン優光」で検索を。

新刊 コア新書『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』
https://books.rakuten.co.jp/rb/17220159/

既刊『90年代サブカルの呪い』
https://books.rakuten.co.jp/rb/15761771/
既刊『SNSは権力に忠実なバカだらけ』https://books.rakuten.co.jp/rb/15204083/
既刊『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』
http://books.rakuten.co.jp/rb/14537396/
既刊『日本人の99.9%はバカ』
https://books.rakuten.co.jp/rb/13104590/

★「実話BUNKAタブー」にて『ロマン優光の好かれない力』を連載中。

★ロマン優光、太郎次郎社エディタスのWebマガジン「Edit-us」での連載をまとめた単行本「アイドルとのつきあいかた」が2023年2月28日発売予定。
https://books.rakuten.co.jp/rb/16982369/

【ロマン優光:プロフィール】
ろまんゆうこう…ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』(Less Than TV)が絶賛発売中。代表的な著書として、『日本人の99.9%はバカ』『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』(コアマガジン刊)『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)などがある。現在は、里咲りさに夢中とのこと。twitter:@punkuboizz

おすすめCD:『蠅の王、ソドムの市、その他全て』/PUNKUBOI(Less Than TV)
楽天ブックス
http://books.rakuten.co.jp/rb/13292302/

連載バックナンバーはこちら
https://wp.me/p95UoP-3N 


 


スポンサーリンク

 
■更新情報をいち早く通知するブッチNEWSメールマガジン




Powered by Vivvo CMS v4.6