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17本目・『地獄のデビル・トラック』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載42

2022.10.07(金)


杉作J太郎の
DVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画

17本目・『地獄のデビル・トラック』

 なんにもすることないなー。
 予定もなんにもない。
 晩飯、近所の中華料理屋でラーメン食べて、帰りにビデオでも借りて帰って見るか。
 そんな夜にハッピーエンドの恋愛映画なんか見た日には死にたくなるし、社会派の映画を見ても「知るか!」で終わり。ましてや難解な芸術映画なんか見たら腹が立ってテレビを壊してしまうかもしれない。
 わかりやすいのがいちばん。
 そして誰もが幸せにならないような、めちゃくちゃな映画がイイ。なぜなら見ている我が身が救われるからだ。
「誰だ、こんな映画作ったのは! 俺もたいていひどいが、これはひどい! ゆるさん!」
 作ったのはスティーブン・キングである。
 ある日、突然、地球上すべての機械が人間を攻撃してきたら?
 どーする?
 どーなる?
 物語はこれですべてだ。
 自動車、飛行機、自動販売機、スプリンクラー、銀行の自動支払機、調理器具、動力で上がったり下がったりする跳ね橋。ありとあらゆる機械が人間に襲い掛かる!
 この映画が凄まじいのは、機械の反乱は地球規模であるにもかかわらず、舞台となるのは一軒のガソリンスタンドだけ。
 冒頭、現象が発生したときは何か所かポンポンと画面に出てくるがそのあとは最後までガソリンスタンドしか出てこない。ま、若干大きめのガソリンスタンドで小さなファミレスみたいなのがくっついてそこの客や店員も機械に攻撃される。
 が、すべての機械が襲ってくるかというと襲ってくるのも襲ってこないのもいる。自動車もすべてが襲い掛かってくるわけではない。
 なんと言えばいいのだろう。夜、寝ているときに見る夢のような映画である。だから頭を使うようなこともない。漫画のような映画。1970代の青年劇画誌。芳文社の漫画タイムスとか漫画トピックスみたいな。ラーメンや餃子を食べながらテレビで野球見ながら、それでもなお読み進めることができる漫画。それよりも見ていて頭を使うことはないだろう。この映画に比べればほとんどすべてのものが難解である。
 ガソリンスタンド兼食堂のセットがあれば舞台でもできるかもしれない。
 とはいえ。
 大型トラック、トレーラーが束になって攻めてくる光景は圧巻である。リーダー格のトレーラーは前面に悪魔の顔がついている。おもちゃ屋のトレーラーだったんじゃないかな。そもそも最初から悪魔の大きなお面がくっついているのである。
 この映画が公開になって35年。機械化はさらに進み、パソコン、スマホなど機械はさらに人間の生活の首根っこを掴んでいる。この状態で機械が反乱を起こしたらこのガソリンスタンドの人々のように立ち向かい、互角の闘いが展開できるだろうか。
 無理だ。
 アッという間に人間は滅ぼされてしまうだろう。
 この映画の機械は宇宙人だったかUFOだったか彗星だったか、ま、そういうぼんやりしたものの影響で反乱を起こしたが、巨大な太陽フレアが発生してもほとんどの機械や通信はストップしてしまうことが予想されている。
 ま、余談でした。
 昔、私は携帯電話の待ち受け画面をしばらくのあいだ、1年ぐらいでしょうか、この映画のワンシーン、襲い掛かってくるデビル・トラックにしていた。好きなんです。

『地獄のデビル・トラック』(1986年/アメリカ合衆国)
出演/エミリオ・エステベス、パット・ヒングル、ローラ・ハリントン、ジャンカルロ・エスポジート、エレン・マッケルダフ、フランキー・フェイソン、スティーヴン・キング
撮影/アルマンド・ナンヌッツィ
音楽/AC/DC
脚本・監督/スティーヴン・キング

<隔週金曜日掲載>

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【杉作J太郎:プロフィール】
すぎさく・じぇいたろう
漫画家。愛媛県松山市出身。自身が局長を務める(男の墓場改め)狼の墓場プロダクション発行のメルマガ、現代芸術マガジンは週2回更新中。著書に『応答せよ巨大ロボット、ジェノバ』『杉作J太郎が考えたこと』など。

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