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サブカルチャー

毎日がつらい:ロマン優光連載213

2022.05.27(金)


ロマン優光のさよなら、くまさん

連載第213回 毎日がつらい

 最近、毎日がつらいです。まず、仕事でよしりんの『コロナ論』をまとめて読み進めなければいけないのが、まずつらい。いや、読むこと自体が仕事なんじゃなくて原稿を書くための資料として読んでいるんですよ。ちゃんと言わないと『コロナ論』を読むことで報酬が発生する謎の仕事があると信じる人がでてくるかもしれませんからね。知らない人の妄想をかきたててしまって、何かとんでもないことを言われても怖いので……。
 それはともかく、前提は常に動かされ続けているのに結論はいつも一緒という謎展開に付き合わされていると本当に脳みそが疲弊してしまいます。一話だけ読んでなんとなく納得してしまう人がいてもわからなくはないんですよ。よく知らない話を強く言い切られたら「そういうもんなのか……」と思ってしまうことは、よくあることです。
 でも、続けて読んだら前提が移動(同じ前提の別の側面について言及したり、別の言い回しで表現したりするのではない)し続けてるのがわかるじゃないですか。議題になっていることの知識があろうがなかろうが、ころころ前提が変わっていくのを変だと感じるのではないかと思うのですが。あれ、気にならない人は気にならないんでしょうかね……。こういうたぐいのものを日々読まなければならないおかげでアイドル現場にもあまり行けない始末。悲しい。
 だからといって、つらい仕事から逃避しようとしてTwitterをひらいたとたんに、なんか変なツイートがいきなり飛び込んでくるわけですよ。油断も隙もあったもんじゃないんです。
 論点ずらしまくりで議題について何の誠実さもないレスバトルを見るのもつらいですけど、意外にダメージがあるのは変な「RT」なんですよ。
 普段リベラルよりの主張をしている人が維新批判をしているからといって、有名ネトウヨの海乱鬼のツイートをRTしてきたら「この人、大丈夫か…」と思うじゃないですか。

 ネット上のデマに基づく誹謗中傷を批判しているのに、長年に渡り吉田豪をはじめ多くの人に対して事実ではないことに基づいて誹謗中傷を繰り返していることで知られている人物が自分が好きな人物を擁護しているからとか、自分が嫌いな人物を批判しているからといってRTしている人がいたらびっくりしますよね。
 誰が言ったかではなく内容が大事とかいいますけど、やっぱり発言者がどういう人物かは重要なんですよ。党派性とかそういう話じゃないんですよね。事実でない話を世間に広めることを繰り返したり、それを基に他人を攻撃するようなことを繰り返している人間は信頼しちゃダメだという話です。わざとだったら人格に問題があるし、わざとでなかったら認識能力に問題があるわけで、発言を信頼できないのは同じです。それは思想とかに関係ない話ですよ。信頼するにあたいしない言動を普段繰り返している人物が、たまたま自分にとって都合のいい発言をしていても無視すべきだと思います。そんな人が言えることなんて、他に普通の人が同じことを言ってるはずだし、そっちをRTすればいいじゃないですか。
 そういう信頼するにあたいしない人物をRTするような人物も、信頼できなくなりますよね。自分がRTした人物がどんな人物なのか知ってる人間だとしたら、どんな主張をしていようが結局は自分の欲・自分のエゴが満たされることを最優先する人物だし、知らずにやってるのだとしたら適当な人なんですよ。どちらにしろ自分の主張に不誠実なんですよ。何か主張を発信したいなら真剣にやれという話です。
 なんで今回はこんな感じなのか。これにはワケがあります。この連載は基本的に編集氏にふられたテーマについて自分が考えていくものなんですが、「思いつかないんで好きなこと書いてください」って二日前に言ってくるんですよ(泣)。こっちは編集氏に依頼された原稿のため、『コロナ論』とかそんなものばかり読んでて毎日頭がクラクラしているのに勘弁して……。それ以外だと自分の半径1メートルぐらいのことにしか視線が向かない状態でして、世間が興味を持ちそうなことが全然わからんのです。ヌニキさん卒業とか、佐倉雅さんとPhewさんの親和性とか、東京ぴ炎は普通の曲をやるほどおかしさが目立つとか、『むこうぶち』の日陰さんは実は強運なんではないかみたいな話しか興味が持てないんです。シン・ウルトラマン観に行く暇もないし、ウルトラマンの映画といったら「コチャンが眉間を撃ち抜かれるとこを映画館で見たときは本当に怖かったです」みたいな話しかできないんです! しかし、あれは怖かった……。
 非常に小さい話題に終始した今回ですが、何か他に言っとくことがあるとしたら、ストレスフルな自分を心配した家族によってストレス緩和のためにヤクルト1000を一年以上飲まされているんですが、別に悪夢とか見ないし、よく眠れるようになったかどうかも自覚がないということですかね。そうは言っても、もしヤクルト1000を飲んでなかったら、今のストレスで憤死しているのかもしれず、効果については私個人の体験では何とも言えないのも確か。何はともあれ、ヤクルト1000は非常に美味しいので私は好きです。

(隔週金曜連載)

イラスト:ストレスをはね除ける女の子/画:myi(写真AC)※コラージュは編集部

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【ロマン優光:プロフィール】
ろまんゆうこう…ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』(Less Than TV)が絶賛発売中。代表的な著書として、『日本人の99.9%はバカ』『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』(コアマガジン刊)『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)などがある。現在は、里咲りさに夢中とのこと。twitter:@punkuboizz

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