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宮迫のYouTube:ロマン優光連載154

2020.02.14(金)


ロマン優光のさよなら、くまさん

連載第154回 宮迫のYouTube

「雨上がり決死隊の宮迫博之YouTuber進出が話題になってるので」というお題メールが来たので、今回は宮迫さんの話になるわけですが、YouTuber関係がテーマの原稿って動画をちゃんと見なければならないので時間もかかるし大変なんですよね……。しかし、幸いなことにチャンネル開設したばかりなので動画の数が少ない! やったー!

 さて、宮迫さんの今回の動きなんですが、YouTuberになること自体は別にいいと思うんですよ。誰がなんと言おうが、個人の自由だし。ただ、彼がどうしたいのかがよくわからないんですよね。
 テレビの世界に戻ること、相方の蛍原さんと再び活動を共にすることが目的に活動を始めたということなんですが、本気でそれを目的としてるなら、この活動でやってることは遠回りになってしまうのではないかと思ってしまいます。
 ご存知のとおり、宮迫さんは反社会的勢力相手の闇営業の件で謹慎していたわけです。それが妥当かどうかは置いといて、対世間的に反省している感じ、謝ってる感じを上手く出していったほうが復帰への道が近づくというのが普通の考え方だと思います。宮迫さんもそう思ってるだろうから、一発目の動画は謝罪からスタートしたんだと思うんですよ。しかし、あの袖まくりは普通に考えて突っ込まれるじゃないですか。謝罪は形式が非常に重視されるもんで、ただでさえ叩かれやすい立場にあるわけなんですから、叩くことの正当性はさておき、そりゃ叩かれるわけで。宮迫さんサイドで動いてる人はなんであれに気付かなかったんでしょうね。こういうことで余計にイメージが悪くなるほど、スポンサー企業の意向が強く反映されるテレビの世界からは遠のいてしまいますよね。なんか雑なんですよ。
 前にも、宮迫さんの被災地でのボランティア活動が、復帰のための売名活動ではないかと反感をかったことがありました。元ジャリズムで現フリー芸能記者のインタビューマン山下氏にわざわざ声をかけて、ボランティア活動の場に立ち会わせて世間に報告してもらったようにとられたことが疑いの目で見られた原因なんですが、山下氏は仕事上絶対に世間に向けて公表するのがわかってるわけで、そういうつもりはなかったでは通りにくいでしょうね。ようするに脇が甘すぎて反省アピールに毎回失敗してるんですよね。

 仮想通貨問題で炎上したヒカル。ネタでセクハラやらせ動画を炎上マーケティングをやろうとして本当に炎上してしまったDJ社長。論文誤読事件で炎上していらい、炎上マーケティングに味をしめた感のあるメンタリストDaiGo。説明不要のホリエモン。宮迫さんがコラボした人たちがこんなタイプばかりで、テレビの世界に戻ろうという人が絡むには微妙な感じの人達です。特に前者三人は、炎上案件の宮迫さんに絡むのが美味しいと思って絡んでそうで、向こうに美味しいネタを提供してるだけのような気が。ホリエモンは有名人が好きなだけかもしれません。全体の流れとか、場の雰囲気込みで見てると何の問題もないような発言も、すぐに切り取られて叩かれてしまうような状態ですもんね、宮迫さん。すぐネットニュースになるし。まあ、いい宣伝になりますよね。

 なんというか、本来なら宮迫さんのあげてる動画の内容自体に何か大きな問題があるわけじゃないんですよね。好感が持たれにくそうとか、ネタにしても言い過ぎなのではとかは、本人のとこ、他の人のとこに出てるやつ含めて、細かくあるとは思います。ただでさえ、そう思われやすい立場ですし。しかし、そういうのは今後、YouTuber活動に専念するのなら別にいいんですよ。あんな感じから炎上しても再生数があがるだけですし。登録者数も多く、この道で成功をおさめる可能性は充分あります。ただ、テレビの世界に復帰するための活動というのが本心からなら、あまり役に立ってないというか、足を引っ張っているのではないでしょうか。

 問題はないと言いましたが、魅力的なコンテンツかどうかは別の話。ゲスト抜きの動画だと変に地上波テレビのバラエティ臭さが残っていて、微妙な感じがするのも確かです。例えば、へそプリン(寝そべって、へその上に載せたプリンを手を使わずに口まで移動させて食べる)の動画。テレビ局のスタジオで雛壇の芸人や観覧者の反応がある中でやったり(あるいはVが流されたり)する状況でやるなら、それなりに面白い感じになるのかなとは思うんですが、それなしでやっているために寂しい感じが漂っている気がします。企画と媒体が合ってないんですよね。
 2月13日にアップされた一番新しい動画は宮迫さんの一人語りで、若手時代に体験したテレビ番組の裏話なんですが、これは芸人のトークとして普通には面白かったと思います。コンテンツとしても普通に面白く、地上波復帰に関しても足を引っ張る可能性もない感じで、テレビ復帰を目指すのを視野に入れてるなら、こういうのをやっていけばいいのにと思いました。

 松江哲明監督が事態の終息を図るために自己弁護に終始した謝罪文を出すことでさらに窮地に追い込まれたり、はあちゅうさんが自己の正当性を訴えようと血液クレンジング問題を再び持ち出したあげくに再燃させてしまったり、本当にそれが目的なら(少なくとも名目的にそれが目的になっているなら)絶対にやるべきでないことをやってドツボにはまってしまう人というのはいるものです。闇営業の一件以来、宮迫さんはドツボにはまるような行動を選択してきてしまっているので、YouTuber活動もそっちに転がらないように気を付けてやっていった方がいいのではないかと思いました。まあ、地上波テレビの世界に復帰できるかどうかは、スポンサー企業とテレビ局の判断にかかっているわけで、そこらへんがいいと言うなら、誰が何と言おうと、何をやっていても、戻れるんですけどね。

(隔週金曜連載)

写真:2019年7月20日の会見

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