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サブカルチャー

熊本地震によせて:杉作J太郎「美しさ勉強講座」連載21

2016.04.22(金)


軟弱な男たちの姿に見かねて、あの先生が立ち上がった!
杉作J太郎先生の「男の偏差値がぐんとアップする美しさ勉強講座」

21時限目・熊本地震によせて

 九州で大地震が起きた。

 体育館に避難して、ほとんど隙間のない状態で横になり、一晩中ラジオ聞いてるひともいる、いびきをかいてるひともいる、歩き回っているひともいる、その中で寝なければいけない。食べ物も飲み物もない。洗濯もできない。そんな避難生活をしているひとたちが何十万人といる。

 いまもまだ地震は日に何度となく発生し、地震のパターンがいままでとは違うからまだどれが本震であるかも決められにくい状況である、とニュースで報じていた。

 そうしたニュースを地震から遠く離れた土地、それは大阪だったり東京だったりで知った時に、ああ、自分になにかできることはないだろうかと考えるのは真っ当なことである。

 地震をはじめとする自然災害は、基本的にその地域まるごとが被害の対象となる。隣近所で助けるわけにはいかないのだ。隣の人も近所のひとも被害に遭っているのだ。だから遠隔地のひとの力が必要になる。

 

 ということがわかってないひとが多いように感じる。

 できることにはそれぞれ限界も向き不向きもあるだろうけども、なにかできる。

 なにもかも自粛するのは無理でもせめて心配することは、気を配ることは、思いやることはできるはずだ。

 むかし、病気で死にかけたとき、病室で年をまたいだ。

 ラジオから聞こえてくる「おめでとうございます」の言葉や、パーソナリティの馬鹿騒ぎを聞きたくなくてスイッチを切った。まあこれは病気をしていた俺の逆恨みみたいなもんかもしれないが、世の中は健康でうまく行ってるひとたちのために回っている、運行されているんだなと感じたのははっきりと覚えているし、その寂しさはいまも心の中に残っている。

 今回、なにを書けばいいか、どう記せばいいか、悩んだ。こういうときこそいつも通りに頑張らなければならない、というのもあるかもしれない。

 だが、この連載のタイトルが「美しく生きる」だからやはりここは敢えて記さなければならないだろう。こういう地震災害のようなことがあったときに遠く離れた場所にいるのをいいことに知らん顔してる連中。残念だ。醜い。

<隔週金曜連載>

【杉作J太郎:プロフィール】
すぎさく・じぇいたろう  
漫画家。愛媛県松山市出身。自身が局長を務める男の墓場プロダクション発行のメルマガ、現代芸術マガジンは週2回更新中。著書に『応答せよ巨大ロボット、ジェノバ』『杉作J太郎が考えたこと』など。

おすすめ本:Jさん&豪さんの世相を斬る!(残侠風雲編)@ロフトプラスワン(ロフトブックス)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13832873/

おすすめ本:「ボンクラ映画魂(完全版)燃える男優列伝」(杉作J太郎(徳間書店)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13815632/

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http://mensbucchi.com/rensai-bn/20160323181322(コピペして検索窓に)

※写真は本稿執筆前に撮影されたものです。


 


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