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サブカルチャー

昨今のホームレス事情:杉作J太郎「美しさ勉強講座」連載7

2015.10.09(金)


軟弱な男たちの姿に見かねて、あの先生が立ち上がった!

杉作J太郎先生の「男の偏差値がぐんとアップする美しさ勉強講座」

7時限目・昨今のホームレス事情

 今回はさっと始めることにするが、お金がないと生活できない、というふうに一応なってるね。
 でも、たとえば生活の基礎。住まい。
 これなんかは肉親。ご親や兄弟が健在で、関係が良好だったらそこで同居すればいいっていうのがある。
 次は友人だね。
 友人の家に転がり込めばいいっていうのがある。俺の知ってる女性にもいたね。同性の友達だよ、女友達の家を次から次に渡り歩いている女性がいた。そんなに長い時間じゃなければ大丈夫なんだって言ってたな。
 あとは異性。彼女。彼氏。だね。そこへ転がり込むという。良好な恋愛状態ならば転がり込んで一緒に暮らすのが当たり前の話でね、その先に結婚というのもある。
「鍋と釜だけ持ってお前はうちに転がり込んできた」なんて言い回しを昔の映画や落語でよく聞いたが、いまの時代、鍋と釜だけってことはないだろうな。
 でも、結婚への近道はこれだろうね。転がり込むことだろうね。
 俺の知り合いなんか見てても、男か女、どちらかがお金がなかったり、無職だったり、住むところがなかったりするほうが結婚は早いね。

 ま、それは置いといて。
 ホームレスという生き方もあるね。
 男の墓場プロダクションの近くには新宿中央公園があるのですが、ついこのあいだまでホームレスのひとがたくさん住んでた。いまはそれが全員、都庁のほうに引っ越したみたいです。ひとりひとりの顔を見たわけじゃないから全員それぞれ別の流派で新宿中央公園にいたひとたちはなんらかの理由でホームレスではなくなり、また別のまったく新しいひとたちが都庁の下でホームレス生活をスタートしたのかもしれない。そうなのかもしれないけど、ホームレスのひとたちがたくさんいる場所が中央公園から都庁の下に変わったことだけは間違いない。
 ご存知の通り、途中周辺は西新宿一帯的の地上一階部分が地下になっていて、都庁的に一階は西新宿一帯的には二階なんだね。初めて来たひとはどこが地上なのか、いま自分のいるところが地下なのか地上なのかわからなくなったりすることもあると思いますが、ま、要するに屋根があるんだね、路上でも。
 だから雨の日はずいぶん過ごしやすくなったんじゃないだろうか。そのぶん、通行人の目にさらされることは増えたわけで、ま、つらいでしょうが。
 ただ、これが都会のど真ん中だからホームレスなんであってね。荒野に行けばキャンパーだから。キャンプをするひと。キャンパー。キャンターじゃないよ。そんな軽トラあったよ、たしか。

 ま、いまの日本には荒野ってあるのかな。
 広い世界にはあるのかもしれないけど、これはまあ治安が悪いというか、危険がいっぱいだろうね。戦闘地域だったりすることもあるし、野生の獣がうじゃうじゃいたりもするのではないか。ライオンやタイガーといった獰猛なやつらから音もなく忍び寄る毒蛇。毒サソリ。
『サソリ座の女』って歌があったけどあれ、やっぱりあれかね、サソリ座という星座の話だけじゃなくていきなりぶすっと行く恐ろしい女っていうことなのかね。ことだったんだろうな。あとは生きた人間。強盗とか強姦軍団とか。アメリカ映画だと出てくるね。『ガルシアの首』のクリス・クリストファーソンみたいな強姦魔が荒野にはバイクでうろうろしている。『悪魔の追跡』はキャンピングカーが悪魔崇拝のカルト宗教の餌食になる。どちらも襲われるのがウォーレン・オーツだね。ウォーレン・オーツほどのろくでなしというか、不良でも酷い目に会うんだから荒野というのは本当に恐ろしいところなんだ。
 だからたぶんホームレスのひとたちも都市部にいるのかもしれないな。日本でもホームレス狩りなんていうのがあったしね。危機管理の意味からも人目のあるところにいるのかもしれない。長くなりそうなので、この先は次回。

(隔週連載)

【杉作J太郎:プロフィール】
すぎさく・じぇいたろう  
漫画家。愛媛県松山市出身。自身が局長を務める男の墓場プロダクション発行のメルマガ、現代芸術マガジンは週2回更新中。著書に『応答せよ巨大ロボット、ジェノバ』『杉作J太郎が考えたこと』など。

おすすめ本:宇宙刑事ダイナミックガイドブック(杉作J太郎・編)(徳間書店ハイパームック)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13082203/

おすすめ本:東映スピード・アクション浪漫アルバム (杉作J太郎、 植地毅)(徳間書店)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13334829/

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http://bit.ly/1I89oum
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