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サブカルチャー

美しい生きかたとは:杉作J太郎「美しさ勉強講座」連載2

2015.07.31(金)


軟弱な男たちの姿に見かねて、あの先生が立ち上がった!

杉作J太郎先生の「男の偏差値がぐんとアップする美しさ勉強講座」

2時限目・美しい生きかたとは

 さあ、いよいよ本格的な講義に入っていくわけですが。

 美しい生きかたというのはどういう生きかたかというと、ま、これはね、みなさんももうこれは実はわかってるんじゃないのかな。
 だから俺がいまここで改めて「こうですよ」って、言ったところで「それは知ってるよ」ということになると思うんです。
 じゃあ言わなきゃいいのかってことになりますが。言わなかったらそれは知ってても頭に浮かばないこともある。忘れたまま生涯を終えることだってあるんだね。
 だからあえて言いますけど。
 結局、言うんなら早く言えって話なんだけど。
 ものには段取りというかね、段階というのがあるから、やっぱりそれは。それはそうでしょう。
 それはたとえば、えー、ま、いいよ。いまここであまりにも不真面目なたとえ話とかするとね、せっかくの授業に嫌気を差すひとがいるかもしれないから。あえてここは無色透明なまましばらくいきます。ま、無色透明なままって言っても手を抜くと思ってませんか? もしかして、みんな。
 違うよ。色つけずにいきたい。色つけずにいきます、しばらく。

 じゃあ言いますけどね。美しい生きかたというのはどういう生きかたかというと、これは、まー、もったいぶってるように聞こえるかもしれないけど、「もったいぶったな」っていうのも大事なのよ、これ。
 だってね、いきなり俺がここで「美しい生きかたというのはこういう生きかたです」って、サラッと言ったとしようか。そうすると聞いたほうはね、「あ、大したことないこと言ったな」っていうね。ある、それは。
 だからたとえば女の子が男の子に恋を告白するときでもね、もじもじもじもじした女の子がしぼり出すように小声でね、「わたし今夜は帰りません」なんて言って。あったんだよ、そういうのが。昔『アイドルを探せ』っていう菊地桃子さんの映画が。もうね、俺はね、感動すると同時にジェラシーでね、引き裂かれそうだった。たとえそれが映画の中の、スクリーンの中の出来事とはいえ。

 だから、そういうことよ。もじもじもじもじ言うことによって、余計ね。余計、本気度が増してるわけよ。
 で、その一方ぶっきらぼうに伝える場合もあるわけ。「好きだぜ」とか。女の子なのに。
 女の子には僕っ子っていうのがいて、いわゆる。「好きだぜ」とか「俺、お前のこと好きだぜ」みたいなこと言う女がいるんだけど。いや、いるんだけどって、ま、見たわけじゃない。アニメで観た、それは。アニメで観たっていうか、なんか観たような気がするっていうかね。
 ま、それもそれでね、キャラクターを作り上げるところから頑張ってるわけだから、彼女が。だから説得力があるわけ。言われたほうは嬉しいわけ。
 そういう意味で言いますとね、僕もこれいきなり「こういうのが美しい生きかたですよ」っていうのを言ったところで、それはもう聞いてるほうもサラッとね。
 おまけにこれが文字で、字面で読んでるわけだから。これがちゃんとした大講堂とか、ちゃんとした場所でね。それとかひとのこころに染みわたっていくような場所で言ってればともかく。やはりそういう背景があるわけだから。その点、ここは。このウェブ上という場所は。気楽に読める、気楽に入っていけるっていう。その分、どうしても情報が安くなってしまうんだね。実際、安くなくても安く感じてしまう。
 だからそこであまりにも簡単に大事なことを伝えても意味ないんではないのかということで、こうやって焦らしてる。焦らしてるっていうと言葉、悪いけど。もったいぶってしまったわけです、たまたま。

 言います。
 はい。
 実は、美しい生きかたというのは誇りなんです。プライドと言ってもいい。美学と言ってもいいです。
 いろんな言いかたで言えるかもしれないけど、実はこれに当てはまるものが現行の日本語にはないんです。俺の思う「それ」は。俺の思う「それ」はね、現行の日本語にはないんです。
 プライドっていうとちょっと嫌味だし、誇りっていうと古めかしくてなんかもっともらしいものみたいな感じになるし、美学っていうとスカシてるみたいだし。
 そうじゃない。
 大切なものは自分の……。ま、ここから先は次回の授業ということにさせていただきたいと。そういうことなんだね。

【杉作J太郎:プロフィール】
すぎさく・じぇいたろう  
漫画家。愛媛県松山市出身。自身が局長を務める男の墓場プロダクション発行のメルマガ、現代芸術マガジンは週2回更新中。著書に『応答せよ巨大ロボット、ジェノバ』『杉作J太郎が考えたこと』など。

(編集部より…前回の0時限目は、編集部都合により1時限目に変更いたしました)

おすすめ本:宇宙刑事ダイナミックガイドブック(杉作J太郎・編)(徳間書店ハイパームック)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13082203/

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http://books.rakuten.co.jp/rb/13065081/

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