仁藤夢乃さんのColaboを応援する共産党役員がJKトイレ盗撮で逮捕
2023.01.13(金)
トイレにて女子高校生をスマートフォンで盗撮した共産党員の男が逮捕された。男は社会活動家・仁藤夢乃氏が代表を務めるColaboの活動に寄り添うツイートをするなど、男女差別や女性の性被害の問題に対して、人一倍関心があるように振る舞っていたが、まさか自身が加害者となってしまった。
女性に寄り添う発言をする男性による性加害
JR日千葉駅構内の女子トイレで女子高校生をスマートフォンで盗撮したとして、千葉県警千葉中央署は1月12日、共産党県書記長、大西航容疑者(42)を建造物侵入と県迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で逮捕した。
Twitterで「大西航」の名前を検索したところ、同姓同名で「日本共産党千葉県委員会」への所属しているとプロフィールに記されているアカウントを確認できた。
大西容疑者の投稿からは、とても女子児童への性的な犯罪を行うような人間性は垣間見えない。
さらに、全ツイート、いいねを確認してみたが、性表現の氾濫を危惧するフェミニストから“犯罪を誘発する”と言われている、アニメや漫画、ポルノを愛好していた形跡は見受けられなかった。
むしろ、女性への性暴力、男女の不平等などに関心が強いようで、それらを問題提起する投稿が多い。例えば、記事や他者のツイートの引用で、下記のようなツイートを行っている。
「何年も何十年も続いてきた性暴力に、本気で向き合う政治を」
「被害女性の自己責任で済ませる社会は、本当に変えなければならない」
「『取材中に太ももを触られた』『帰り道、車の中でキスされた』『チークダンスを強要された』ーセクハラどころじゃない。立場を悪用した性暴力が常態化している」
などなど。性暴力や性搾取の被害にあった10代の女性に寄り添う活動をする一般社団法人Colaboを支援する投稿をリツイートもしている。
また、少女を支える活動を行う社団法人Colaboの代表であり、現在様々な意味で話題の仁藤夢乃さんが記した『難民高校生』を読み、「心を打たれた」との感想も記していた。
女性に寄り添う言動を行ってきた人物が性犯罪を犯した事例としては、解散したバンド「ヒステリックブルー」の元メンバーが思い出される。
元メンバーは2004年に強制わいせつにより逮捕され、2016年に出所。その後の活動としては、ツイッター上で男性の性的加害を過激に非難・攻撃していた「フェミニスト」アカウントがこの元メンバーのものと言われている。
仮にそれが本当であれば、過去の過ちを真摯に反省して女性への性暴力、男女差別に対して戦う活動に身を投じたものと思われたのだが、この元メンバーはなんと2020年に強制わいせつ致傷容疑で再び逮捕されることに。
女性に寄り添う言動・活動を行っている人物が、必ずしも性犯罪と無縁とは限らない。むしろ、女性へ近づく手段としてそういった言動・活動を行っている可能性も、今回の大西航容疑者の逮捕を鑑みるに、否定できない。
世の女性たちは、「男女平等」など女性に寄り添う発言をしながら近づいてくる男性を無条件に信用せず、その人物の言動が心の底から発せられているものなのか、見極めて接する必要があるのかもしれない。