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社会・経済

関空からGWの旅行先第一位は韓国! の思いもつかない理由とは…

2015.05.03(日)


GW、関空から韓国旅行が多いウラ側は?

 日本からの来訪は減り、中国人観光客に依存しているといわれる韓国だが、大阪・関西国際空港の発表した予測データによれば、ゴールデンウィークに関空から韓国に多くの人が旅行しており、GWの行き先10年連続で韓国が1位だそうだ。空港発表であり、恣意的なものが入る余地はない。しかし順位だけを見ると、関東圏の男性は違和感を抱くかもしれない。政治上の関係悪化を抜きにしても、成田・羽田からの旅行には旅行先の選択肢が幅広く、今あえて為替レートも悪い韓国を一押しする理由が見当たらないからだ。

 もちろん為替的に来やすくなった韓国側からくる外国人客の寄与も多いが、需要の押上げとしては以下のような理由もある。関西から韓国は関東からよりも距離が近い(フライトも約1時間40分~2時間と時間がかからない)。さらに格安航空会社も複数就航、便数も多い。そのため航空券が関東エリアより圧倒的に安く出回っており、出かけるハードルが低い。これらが、関西圏で韓国が行き先に選定される主な理由だと推測される。

 ただ、それら以外にも、これが本音だという声も。
「(関西人は)実利を優先するだけに『GWだと他はとれないけど、度重なった事故や政治的な理由で人気のない韓国なら安くとれるだろう』と考えるんですよ」(大阪出身の編集者)

 一方で政治的なものには左右されない女子が多く動いているという事実もある。最近は若返りが進み、あまり「おばちゃん」は見当たらない。アイドルおっかけよりな女性が、旅行需要を支えている。事実、本日別の空港(中部国際空港)で確認したところでは、韓国便のチェックインカウンターに並ぶのは90%が女子、10%は付き添い男性といったところ。なるほど、男があまり行かないのだから、男性目線ではあのデータがリアルに思えないのも当然か。

 余談だが、'90年代以前に韓国旅行をしていたのはいまのように女性ではなく、ほとんどが男性だった。かつて日本人男性は韓国カジノに頻繁に足を運んだり、接待でハメを外しに出かけていたのだ。リーマン・ショックの後それらはほぼ絶滅。常識というのはちょっとの期間で信じられないほど変わってしまうようだ。

(文・KUS OBUKURO)


 


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