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社会・経済

床屋消滅!? 個人経営の理髪店がなくなっている現実

2014.05.28(水)


1000円カットの台頭

 個人経営の理容店(床屋、理髪店、散髪屋)が消滅するかもしれない。
 理容師の平均年齢は60歳をこえていて、次の世代が40代。その下の世代はどんどん少なくなり、後継者不足になっている。確かに若い理容師さんが経営してるお店を最近ではほとんど見かけない。そうして理容店は19年連続で店舗数が減少しているという。

 このような状況に陥ってしまったのは、俗にいう「1000円カット」のお店の台頭。この形態のお店が増えたことが、個人経営の理容店を追いつめている。この手のお店はシャンプー、ブロー無しのひげ剃り無し、10分で終了。お客さんの方も料金が料金だけに、そこそこに仕上げられているから文句もない、という具合だった。
 しかし今では技術も向上してお客さんの満足度もアップ。40代男性の利用者が増えている。デフレや将来への不安などで、散髪にお金をかけられないというのも本音かもしれない。

20代は美容室を利用

 また、20代の男性は理容店ではなくて美容室の利用が多い。現在、全国の理容組合に加入していると料金は3500〜4000円程度だが、都内の美容室だとカット料金だけで2000〜5000円程度だろう。この料金が高いという人も多いが、若い世代ほど技術やお店の雰囲気など、総合的に判断して納得して払っているのだろう。
 これが35歳を越えたくらいから、女性に交じって美容室入るのは居心地が悪くなる。すると「1000円カット」のお店を選ぶ。こうして個人経営の理髪店からはお客さんが遠のいていく。

 今ではチェーン展開するお店じゃなくて個人経営でも、2000円台の料金で何人かの理容師を雇って商売している形態もあるが、技術が中途半端なためか、満足いく仕上がりにならないことが多い。たとえば熱い蒸しタオルじゃなくて、ヌルいタオルで顔を覆われた時の不快感は、何とも言えないうつろな気分になる。
 一昔前は、床屋でオヤジの話を聞き流しながらヒゲを剃ってもらうのが、大人の男の証という風潮があった。そのような文化も含めて、理容店は過去の遺物となってしまうのだろうか。

(文・旅人世之介)

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