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社会・経済

江戸幕府は“ええじゃないか”集団に倒された!?

2013.11.22(金)


誰かが「ええじゃないか」で町を混乱させた

 江戸末期の1867年夏、空から御札が降り注ぎ、それに歓喜した民衆が踊りながら練り歩く「ええじゃないか」と言われる騒動が起きた。歴史の教科書にも記載されており、覚えている人も多いだろう。この不可思議な現象がなぜ教科書に載っているのか? それは「ええじゃないか」が江戸幕府崩壊の遠因となっているからである。

 この御札が降るという怪現象が最初に起きたのは、現在の愛知県とされている。奇妙なことに、この現象は東海道全域にまで広がっていった。騒動の拡大とともに、飛来する異物の種類も多様を極めていき、仏像、貨幣、なかには人間の生首が降ってきたという記録も残っている。民衆はこれをありがたいことと考え、ある者は女装をし、ある者は動物の着ぐるみを身につけ、ある者は全裸で乱痴気騒ぎを繰り返した。
 この「ええじゃないか」という奇妙な事件は、今ではその全容が解明されている。細かい説明は割愛するが、実は町民が自ら御札を撒いて、それを空から降ってきたと嘘をついていたものだった。そうすれば目出たい日として休日になるし、タダ酒も飲めるからである。仕事をしたくないというのは、昔も今も同じなのである。

 当然、江戸幕府は「ええじゃないか」を認めるわけにはいかない。全国規模で何日も仕事を休まれては困るからだ。すると江戸幕府は騒動を鎮めるため、兵力を割くことを強いられ、倒幕勢力にスキを与えることとなる。また薩長の兵士は「ええじゃないか」の行進にまぎれ、幕府に悟られず江戸へ進軍することに成功した。同年、大政奉還、王政復古の大号令が発せられ、翌年に戊辰戦争が勃発。これに破れた江戸幕府は、250年以上続いた歴史の幕をおろすことになる。
 永遠に続くと思われた江戸幕府が、サボり癖のある町民に倒されるとは…。これだから歴史はおもしろい。
 ちなみに明治維新後は空から御札が降るという報告は、急に途絶えることとなる。つまり「ええじゃないか」は、倒幕を意図して誰かが仕掛けたものなのである。その仕掛人とは誰なのか、その話はまたいつか…。

(文・編集部)

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