. 20歳の生誕祭、16歳の涙:瀬名あゆむのアイドル革命! 連載31 - ブッチNEWS(ブッチニュース)

エンタメ・サブカル・生活情報のニュースサイト

ブッチNEWS

PC表示はこちら 連載バックナンバーは(外部)






[PR]
コロナの不安や不満、心配ごと解消から対策までいろいろわかる BUNKAタブーkobo版コロナまとめ本はこちら(楽天KOBO)


芸能・エンタメ

20歳の生誕祭、16歳の涙:瀬名あゆむのアイドル革命! 連載31

2020.05.25(月)


地域発アイドルプロデューサーの月イチ連載
瀬名あゆむのアイドル革命!

第31回 20歳の生誕祭、16歳の涙

 こんにちは! 仙台と千葉のローカルアイドル『2ねん8くみ』プロデューサーの瀬名あゆむです。みなさんコロナで本当に大変な毎日だと思います。私たち「にっぱちグループ」も『あいどるかふぇ 2ねん8くみ』は仙台本店・千葉校とも、条件付きで営業をさせていただいていますが、ライブハウスである『LIVE HOUSE 88(eighty eight)』は今も営業自粛中で、存続も危うい状態なのが正直なところです。そして、「仙台のアイドルライブシーン、音楽シーンの火を消したくない!」との想いから、現在、クラウドファウンディングを展開させていただいております。この本文の最後にリンク先を記しておりますので、もしよければご覧になってください。何卒よろしくお願いいたします――。

ついに最年少の大型新人が現れた!

 宮城県ではようやく緊急事態宣言が解除されました。『あいどるかふぇ 2ねん8くみ仙台』では満を持して、アイドルユニット『ふぁんしーどりーみー』の紫担当・星宮さらの『生誕祭』を開催しました。さらの20歳の生誕祭、このコロナの状況下では開催できるかどうか、本当にギリギリのところでした。でも私はどうしてもやってあげたかったんです。それは記念すべき20歳ということもあるし、それ以上に4年前のある思い出があるからなんです。

 それは星宮さらが16歳になる生誕祭の思い出です。さらは、高校一年生の5月に『2ねん8くみ仙台』にアイドルキャストとして入店してきました。入店後すぐ、さらはカフェのステージに立っていました。それを観て、私は驚いたんです。「なにこの子!? ダンスも歌もすでにかなりできてるじゃん!」って。「ついに大型新人の登場じゃん!」ってね。

 私はさらの素質と潜在能力に興奮してしまったんです。同時に「この子を華々しくデビューさせてみたい!」とも思いました。あらためて履歴書を見てみると、16歳の誕生日がもうすぐです。高校一年生はカフェ内においては最年少なので、「最年少アイドルキャスト、飛び級で本格ステージデビューとかアリかも!」と考えて、さらにこう提案したんです。
「さらちゃんさ、誕生日に『生誕ステージショー』やってみない? 今日から練習して、2週間後くらいに開催とかで。できる? やりたい?」

 アイドルにとって『生誕祭』は年に一度のお祭りです。水商売の世界(私も18歳から20代前半はキャバ嬢やってお水だったので)、それこそキャバクラやホストクラブでは「稼ぎどき」でもあります。指名客をいっぱい呼んで、シャンパンあけてもらったり、プレゼントもらったりね。ただそれもこれも、しっかりファンやお客様を獲得してるからこそできることです。

 星宮さらの場合、まったくの入店したてだったので、いわゆる「さら推し」のお客様はまだついていませんでした。でもだからこそ、一気に「こんな凄い子がうちにいるんだよ」って、いきなりステージデビューさせるのも面白いかなって考えたんです。

 実際、さらは約2週間のレッスンで、ステージ披露できるレベルに歌とダンスをきっちり仕上げました。
 そして、『星宮さら16歳 生誕ステージ』当日――。
 さらは、ステージ上でうるうると涙をこらえながら踊っていました。私はそれをお店の一番後方から眺めながら、ものすごく申し訳ない気持ちでいっぱいでした。なぜなら、ステージの完成度に反比例して、お客様の人数があまりにも少なかったからです。正直言います、お客様は3人程度でした。さらが涙をためていたのは、ステージができた嬉し涙なんかではなく、お客様を集めれなかった悔し涙だったんです。

 ただ、よく考えれば、入店して2週間の子が「推し」のお客様を呼べるはずがありません。この事態は完全にプロデューサーの私の失策でした。甘くみてたんです。「今度、うちに凄い新人が入ったんですよ! いきなり生誕ステージデビューさせるので、ぜひ来てくださいね!」――こんな売り文句で、お客様はそこそこ埋まってくれるだろう……なんてタカをくくっちゃってたんです。

『生誕ステージ』終了後、さらは楽屋で泣いていました。私は「将来性のある子を、潰してしまったかもしれない……」と後悔の念に襲われていました。

緊急事態宣言明けの生誕祭

 しかし、星宮さらは潰れませんでした。今ではお店の看板でもあるアイドルユニット『ふぁんしーどりーみー』の一員として、お店を飛び出して、様々なアイドルライブシーンで活躍するまでになりました。
 そしてこの5月16日、あの初々しかったさらが、16歳になった瞬間に涙を流してステージ裏で泣いていたさらが、20歳になるんです。
 だけど20歳の生誕祭、コロナによる「緊急事態宣言」で開催できるかどうかわからない。
「さらがまた、生誕祭のことで涙するなんて、絶対見たくない……」 そう思いましたが、こればかりはどうしようもありません。

 でもまさに5月16日が、お店のある宮城県では「緊急事態宣言明け」の日になったんです!
 ああ、さら、本当に本当によかった!!

ただ、それでも、コロナ以前のときのように、お店いっぱいにお客様に入っていただくこともできず、限定入場制にするしかありませんでしたし、さら以外のアイドルキャストも少数にしての開催でした。
 それでも「緊急事態宣言明けの20歳の生誕祭」は、明るい未来を予感させてくれる素晴らしいイベントでした。
 さらはこう叫んでいました。
「こんなときなのに、紫の風船やお花、スタフラも立ててもらえました! そしてずっと願ってたマカロンタワーをたててもらえて幸せすぎてニヤニヤとまらなかったよ―!!」

 16歳になったとき泣いていた、私が泣かせてしまった少女が、いま素敵な20歳になって、これからの世界を、こんな状況の世界を、明るく引っ張っていこうとしてくれてる……。
 私は前回のこのコラムで、「アイドル・イズ・ノット・デッド!」と宣言させてもらいましたが、まさに今日、星宮さらがその象徴になってくれたと思っています。

 4年前、さらも私も、日本がこんな状況になってるなんて全く想像できなかった。けれど、どれだけ世界が変わっても、涙を笑顔に変えることはできる。それを星宮さらは証明してくれました。そして近い将来、『ふぁんしーどりーみー』のライブを、にっぱちグループの『LIVE HOUSE 88(eighty eight)』で開催できる日が来ると私は信じています! 

<4週ごとに月曜日掲載>※「南にこ」の同一サイクル連載と2週間隔で交互に掲載

写真:星宮さら(『ふぁんしーどりーみー』)

★ライブハウス88クラウドファウンディング
『SAVE THE LIVE HOUSE 88』

https://camp-fire.jp/projects/view/268006
★瀬名あゆむツイッター
https://twitter.com/senachanpon

★ふぁんしーどりーみー【公式】Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCEgaeqp2bu9xWIwQdvTG20w

★あいどるかふぇ『2ねん8くみ』仙台本店ツイッターhttps://twitter.com/idolcafe2_8
★2ねん8くみ仙台校 HP
http://www.2-8cafe.com/
★あいどるかふぇ『2ねん8くみ』千葉校ツイッターhttps://twitter.com/chiba_nippachi
★2ねん8くみ千葉校 HP
http://2nen8kumi-chiba.com/
★『ふぁんしーどりーみー【公式】』ツイッターhttps://twitter.com/Fancy_Dreamy_
★『LIVE HOUSE 88(eighty eight) 』ツイッターhttps://twitter.com/tohoku88

【瀬名あゆむ・書籍のお知らせ】

 瀬名あゆむの新書『元アイドルのAVギャル瀬名あゆむ、アイドルプロデューサーになる』(787円税別/発売元:コアマガジン)全国書店・ネット書店で絶賛発売中です。発売から一定期間が経過したため、店頭にない場合も多いかもしれません。お近くに在庫がない場合は店舗カウンターまたはネットから是非、お取り寄せでご購入ください。
http://books.rakuten.co.jp/rb/15068251/

詳細・他のネット書店ご案内:
http://www.coremagazine.co.jp/book/coreshinsho_024.html

【『2ねん8くみ』楽曲カラオケ&CDのお知らせ】
 デビュー曲『クラスメイト』がついに[カラオケDAM]に入りました!新曲『ドリーム☆ステージ』も[カラオケJOYSOUND]にて全国配信されています。
 さらにCD『アイドルライブラリー Vol.04』に「2ねん8くみ」の『ドリーム☆ステージ』と、「Asterisk from 2ねん8くみ」の『answer』が収録されています。Aが頭文字の某大手ネット通販サイトなどでお買い求めいただけます。

【瀬名あゆむ:プロフィール】
仙台&千葉のローカルアイドル『2ねん8くみ』プロデューサー。10代の頃に北海道のローカルアイドルとして活動し、メジャーデビュー寸前で挫折。その後、地方局TVレギュラー出演等をへてAV女優となり累計800本以上に出演した。1985年生まれ・さそり座・A型。

連載バックナンバー
https://wp.me/p95UoP-aT

※リンクの飛ばないサイトでごらんの方は、URLをアドレスバーにコピペしてください。


 


スポンサーリンク



Powered by Vivvo CMS v4.6