. 新人声優はなんでも自分で…!:「南にこの新人声優物語」連載3 - ブッチNEWS(ブッチニュース)

エンタメ・サブカル・生活情報のニュースサイト

ブッチNEWS

PC表示はこちら 連載バックナンバーは(外部)






[PR]

芸能・エンタメ

新人声優はなんでも自分で…!:「南にこの新人声優物語」連載3

2020.03.16(月)


◆アイドルから声優へ! 月イチ連載!

南にこの新人声優物語

連載第3回 新人声優はなんでも自分で…!

 こんにちは! 新人声優の南にこです!
 みなさん、お元気ですか? なんかもう、いま、世界が「新型コロナウイルス」で大きく揺れていて、日本のあらゆるエンタメ業界も大変なことになっています。でもこんなときだからこそ、私たちは本当に自分が大好きなことを守っていかなくてはと思っています。少しでも少しでも、みなさまに笑顔を届けたい。私も微力ですけど、一緒に頑張らせてください!

「アイドル」を旅していました

 はい、そして前回からの続きです。
 私が声優さんに憧れ、挑戦し、でも思いっきり挫折したとき、そんな私の活動にずっとどこか反対していたお母さんが、「千葉駅の近くに〝アイドルカフェ〟とかいうのができたみたいよ」と教えてくれたんです。「普通に店員さんを募集してるみたいよ」って。

「アイドルカフェ」という存在は当然知っていました。ただね、千葉県民からしてみれば、それは「東京の秋葉原にあるもの」って感覚だったんですよ。千葉って、電車使えば秋葉原に直通で行けちゃうじゃないですか? なので「アイドル関係のことしたいならアキバ」みたいなのが、まぁ常識というか……。だから千葉には実はその時点でアイドルカフェが存在していなかったんです。〝アイドルカフェ不在の地〟にだったんです。そこに突然誕生したのが、『あいどるかふぇ 2ねん8くみ 千葉校』だったんです。

『2ねん8くみ 千葉校』にあったもの。それは大きな店内ステージでした。
『2ねん8くみ 千葉校』にあったもの。それは「ちゃんと時給の出る仕事」でした。
『2ねん8くみ 千葉校』にあったもの。それは「誰でも店で働きながら、ゼロからアイドルを目指せるシステム」でした。
 そしてそれが、私の地元である千葉の街に生まれたということが、東京で挫折しまくっていた私にとっては本当に大きなことだったんです。

『千葉校』に「アイドルキャストとして働きたい」って集まってきた女の子たちは、私に似ている子たちが多くいました。「歌手になりたくてスクールに通って、オーディション受けまくったけど全部落ちた」って子や、「アキバでアイドルカフェの面接受けたけどダメだった」って子。でも、そういうんじゃない子たちも、またたくさんいました。「アイドルカフェって楽しそう」っていう普通の子たちもいれば、「キャバで働こうと思ったけど、18歳未満だから断られて、だからココきた」なんて子までいましたよね……。や、いい子でしたけど!

『千葉校』のコンセプトは、「アイドルカフェとしてお店の営業も全力でするけど、同時にローカルアイドル/地下アイドルグループの養成も本格的におこなう」という感じでした。私が魅かれたのは、その「本格的におこなう」の部分です。もしかしたらこれが最後のチャンスかもしれないな……って思いました。

「本格的にアイドルデビューを目指す選抜グループ」の結成がお店の中ではじまり、私はその中核メンバーになります。そしてその「千葉校選抜」から、アイドルユニット『Asterisk』が生まれ、私はリーダーに抜擢されました。Asteriskはいわゆる「地下アイドル」です。声優を目指してはじまった私の「旅」は、Asteriskで初めてようやくひとつの「形」になりました。日本全国のライブハウスを周り、物販をがんばり、さらには「女優」のお仕事もいただいて、ドラマや劇場公開映画にも大きな役で出演させてもらいました。千葉というローカル出身の地下アイドルとしては、本当に恵まれていたなぁ……と今になっても思います。そりゃね、悩みも困難もいっぱいいっぱいあったけど、それも含めて恵まれていました。さらにそのAsteriskのその先には、日本を飛び出した、日タイ混合アイドル『Siam☆Dream「サイアム☆ドリーム」』が待っていました。
 あのとき、お母さんが、「なんか千葉にアイドルのお店が……」と言ってくれなければ、私の「旅」はあのまま終わっていたかもしれません。お母さん、私が声優や芸能活動を目指すことに基本反対してたから、「こんなお店ができたなんて、娘には絶対教えないでおこう……」って選択肢もあったと思うんです。お母さん、あらためて、ありがとうございます。

今は自分で自分の「旅」を作っています

 東京から千葉へ戻り、千葉から「地下」へ入り、全国を周り、さらにはタイにまで飛んだ私の「旅」。それはたぶん、というかきっと「アイドルという旅」でした。
 だったら今の私、アイドルを卒業した私は、新たな旅、「声優という旅」に再出発してるのかな。そう考えた場合、じゃあ今いる場所は、新人声優としての居場所はどこなんだろう? 千葉のカフェでもないし、「地下」でもないはずです。じゃあ日本? タイ……では絶対ないですよね、地理的に(笑)
 うん、そう考えていくと、新人声優としての私・南にこの居場所は、「もう今立っている場所」なのかなってシンプルに感じています。

 それはなぜかって言うと、私が『2ねん8くみ 千葉校』に入ってアイドルを始めた時代と比べて、今って「自分がやろうと思えばできる選択肢」がものすごく増えたからだと思うんです。
 声優さんに憧れて東京へ出て行ってたころは、「大きな養成所に入学し、そこで良い成績を収め、その後のオーディションで勝ち抜かなければ、なれない」ってどこか思い込んでいましたし、実際にそういう面も強かったはずです。それと別の道で「アイドル的声優を目指す」という方向性があって、私はそれを選びもしました。

 けれど、今、はっきりと時代は変わりつつあると思うんです。ネットやSNSの時代になって、誰もが自分ひとりいれば、動画配信できる環境ができました。例えば私なら、動画配信サイト『SHOWROOM』で「南にこのにこにこ半生放送!」というのを、現時点までもう900日間以上、ずっと毎日、一日も休みなく配信を続けています。ひとりで、ずっと。

 そして、声優にシフトしてからは、Youtubeも始めました。これは、『りべりず』という声優ユニットを、七瀬ゆかちゃんという声優さんと結成して、「りべりずCh.」を立ち上げたんです。(『りべりず』に関しては、また次回以降に詳しく書かせていただきますね)
 その「りべりずCh.」の配信動画に関しては、収録・ミックス・編集・サムネイル書き・アップロード、全部私自身がひとりでやっています。キャラのアイコン(絵)に関しては、私のお友達でプロレベルの絵描きさんにお願いしました。そう、このコラム連載に毎回載っている絵です。

 このコラムのリニューアル連載1回めで、<「アイドルを卒業します」っていうと、「燃え尽きてない? 次なにやるの? 大丈夫!?」って周囲の方たちからすごく心配されてしまう……>って書きましたけど、実は新人声優になってからのほうが、忙しくなったかもしれないくらいなんです。そう、いろいろなんでも自分発信でやるようになったから。
 今や、〝自分ひとりや、自分のごく少数の仲間だけですべてやる〟っていうのは、もうマストに近いんですよね。「アイドルには〝やらされてる感〟が必要! それがいい!」って意見もあって、それはそれで全然アリだと思うんですけど、でもやっぱりもう、「なんでも自分でやる、最初から最後まで自分でやってしまう」時代なんじゃないかなって。
 だから、自分の居場所も自分で作る。作らなきゃいけないし、作ることができる。そう捉えているんです。

 私は「地下アイドル」をやってきたことを誇りに思っています。
「アイドルの旅」を旅してこれたことにも感謝しています。
 そうしていま、新人声優として、もうやることがいっぱいあって、自分でいろいろやっている毎日をとっても嬉しく感じています!

(4週ごとに月曜日掲載)

イラスト:りべりず&南にこ(イメージアイコン)

★南にこのにこにこ半生放送!(SHOWROOM)
https://www.showroom-live.com/room/profile?room_id=57351
★りべりずch.(Youtube)
https://www.youtube.com/channel/UCsCH2K45h5sFORb-l4r4X4Q
★南にこツイッター
https://twitter.com/minami_nico28
★南にこソロアルバム『Colorful』告知 https://twitter.com/lavproduction/status/1087245156615577600
★あいどるかふぇ『2ねん8くみ』千葉校ツイッター
https://twitter.com/chiba_nippachi 
★あいどるかふぇ『2ねん8くみ』仙台本店ツイッター
https://twitter.com/idolcafe2_8
★2ねん8くみ千葉校 HP
http://2nen8kumi-chiba.com/
★2ねん8くみ仙台校 HP
http://www.2-8cafe.com/

【南にこ:プロフィール】
2015年、『あいどるかふぇ 2ねん8くみ千葉校』に入店。その後、『千葉校』から発展した選抜ユニット『Asterisk』リーダーとなり、アイドルグループ『SEVEN4』メンバーも兼任する。さらに日本&タイ混合アイドル『Siam☆Dream「サイアム☆ドリーム」』に抜擢され、タイ・デビューも果たす。
現在はアイドルを卒業し新人声優として活動中。

記事バックナンバー:https://wp.me/p95UoP-fC

(リンクの飛ばない一部サイトでごらんの方は、URLをブラウザのアドレスバーにコピペしてください)


 


スポンサーリンク



Powered by Vivvo CMS v4.6