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芸能・エンタメ

地下アイドル運営の怖い大人について:瀬名あゆむのアイドル革命! 連載12

2018.12.10(月)


地域発アイドルプロデューサーの月イチ連載
瀬名あゆむのアイドル革命!

第12回 地下アイドル運営の怖い大人について

 こんにちは! 仙台と千葉のローカルアイドル『2ねん8くみ』プロデューサーの瀬名あゆむです。実は最近、立て続けに3人の女の子から別々のときに、ある質問というか相談を受けたんです。
 それはまず、「瀬名さん、アイドルPやられてるんですよね?」「それで私、実はアイドルに興味あって、やりたいな、とか思うんですけど……」という感じの言葉で始まりました。
 ただそのあと、3人が3人ともこう言ってきたんです。
 「でも、あの、アイドル……地下アイドルの運営の大人の人って、怖くないですか?」って。

アイドル運営者としての、むなしい気持ち

 私としては、「え!?」ですよね。私自身が「運営の大人」なワケですから。でも女の子たちはね、「地下アイドルの運営の大人」=「おじさん」みたいに捉えていて、私なんかとはまた別の存在という認識みたいでした。
 そして女の子たちはこう続けます。
「ニュースで観たんですけど、〝ご当地アイドル〟だった16歳の女の子が自殺された事件がありましたよね」 「運営の人から酷い言葉でツメられたり……」「〝辞めるんなら1億円払え!〟って脅されてたり……」「ああいうのを知ると、本当に、怖い怖い怖い怖い~って身がすくんじゃうんですよ」
 さらに、こう言った子もいました。
「芸能モデルさんの事務所で、パワハラ事件、飲み会で鍋に顔を突っ込まされたやつ、あったじゃないですか?」「あのあと、所属の女の子たち、枕営業も強要されてたとかもニュースになってて……」 「ああいうのネットニュースで知って、また、怖い怖い怖い怖い……って思ってしまいます」 「だから、お母さんとかにも、〝アイドルやってみたい〟とか言い出しにくくて……」

 私、あああ~って思っちゃいましたねえ。はぁ~って。
 地下アイドル、地方アイドル、芸能関係の「悪いニュース」があるたびに、私みたいな人間は深くため息をついてしまうんです。
 もちろん、女の子たちにはこう言います。
「はっきり言うね。地下でも地方でも、たぶんメジャーでも、すべて善い大人ばかりが運営してるとは限らないよ」って。
「でも、すべて善い大人ばかりじゃないのと同じで、すべて悪人ばかりじゃないよ」って。

 ただやっぱり、そう言いながらも、どこかとてもむなしい気持ちになるんですよね……。

 むなしい気持ちと言えば、ここ数年、「AV女優出演強要問題」が社会事件化ときにも強く思ったことでした。あのとき、私にあの問題に対してコメント依頼とかが来たんです。「元AVギャルとしてどうお考えになられますか?」と。
 それに対して、実は私、依頼のあった当時はすべてお断りしていました。物凄く生々しい話になりますけど、私自身が現役でAV業界にいたときの知人や友人が、あの問題にいろんな立場で関連していたりがあったからなんです。だから、客観的な視点でとか正直見れませんでした。
 あと、元AVだったから……なんてだけで、それっぽい理屈を言うなんてことも、絶対したくなかった。「出演強要」自体には、そりゃ100%大反対です。ただそういう「正論」だけをかざすことはしたくなかった。
 だからこそ私は、その後、自分の著書『元アイドルのAVギャル瀬名あゆむ、アイドルプロデューサーになる』で、自分がなぜAVデビューしたのか、AV業界についてどう思い考えているのかを詳しく書きました。事件へのコメントではなく、私自身の生き方の問題として。

怖いは正しい。だから怖いに負けないでほしい。

 でね、あの、大袈裟じゃなく、「アイドル」も「AV」もやっぱり「生き方」の問題だと思うのです。誰の生き方かっていえば、それは「自分自身の生き方」です。
 私がAV業界に女優として入ったとき、「なんかキラキラしてそう!」くらいのノリだったんですね。自分から望んで、AV事務所の人に会いにいったんです。そのとき、「AVって怖いんじゃないなかな?」なんてほとんどあんまり全然考えてなかった。こういうノリ、いまなら思いっきり叩かれるだろうノリですよ。でもそれがそのときの、二十歳そこそこだった私の「生き方」で、その生き方の勢いで私は自分の二十代を駆け抜けたんです。

 私みたいな生き方を、そのまんま他の若い女の子たちに勧められるとは決して思いません。むしろ、「私みたいな無茶はあんまりしないほうが……」って感じです。
 でも、でもね、一番芯の部分、真実の部分ではね、「アイドルになるのも、AVギャルになるのも、怖いからやらないと思うのも、全部、自分の生き方だよ」って思っています。

 なので、なのでね、「地下アイドルの運営の大人の人って怖くないですか?」という問いかけには、「…………私が、その運営の大人のひとりなんだよ」と答えるしかないんです。
 そして具体的な事実を誠心誠意話すしかないです。
 ただそれでも、「怖い」と思う女の子はいると思います。ただそう思いながらも「アイドルやってみたい」とその子が強く思うなら私は、「その怖さを忘れずに、でも怖さに立ち向かってみるのもありかもね」と言いたいです。「理不尽なことを怖いと思うのは正しいことだよ。怖いと思うことは弱いことなんじゃないんだよ」って言葉とともに。

 そして私は、「怖い運営」「怖い大人」になっては絶対にダメだと誓うのです。
 もし私が「怖い大人」になってしまったら、かつての二十歳だった私みたいな怖いもの知らずの女の子にぶん殴られると思うからね。

写真:瀬名あゆむ

<月1回月曜連載>※「南にこ」の月1回連載と交代で掲載

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【瀬名あゆむ:プロフィール】
仙台&千葉のローカルアイドル『2ねん8くみ』プロデューサー。10代の頃に北海道のローカルアイドルとして活動し、メジャーデビュー寸前で挫折。その後、地方局TVレギュラー出演等をへてAV女優となり累計800本以上に出演した。1985年生まれ・さそり座・A型。

連載バックナンバー
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