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登場人物の誰にも肩入れできない、都知事の政治資金不正流用疑惑問題:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載104

2016.05.25(水)


エスムラルダの「勝手にワイドショー!」

連載第104回 登場人物の誰にも肩入れできない、都知事の政治資金不正流用疑惑問題

 またもや文春砲により、「政治資金を私的に流用した疑いがある」と報じられ、非難を浴びている舛添要一東京都知事。一説には「東京五輪に向け、もっと言うことを聞く都知事を擁立したいと考えている勢力によるリークではないか」ともいわれているけど、会見での歯切れの悪さを見る限り、私的流用をしていた可能性は限りなく高いし(あくまでもアタシ個人の見解)、残念ながら同情の余地はないわよね。

 もしその説が本当だったとして……。舛添都知事がこのまま続投し、都税が舛添家の家族旅行代や散髪代、猫の餌代とかに使われるのもイヤだけど、舛添都知事の替わりに「言うことをきく都知事」が就任し、都税がやたら金のかかる五輪用の施設に投じられるのもイヤ。なに、このどっちにも肩入れできない戦い……。
 これだけ利害関係が複雑な社会を動かす以上、トップに立つ政治家ともなれば、ときには「清濁併せ呑む」必要もあるだろうけど、どうせならもっとスケールの大きな「濁」が見たいわよね。こともあろうに、猫の餌代って……。

 さて、そんな中、都知事に噛みつき、にわかに注目を集めているのが、元妻である片山さつき議員。結婚当時のあれこれ(「舛添氏からモノを投げつけられたことがある」「舛添氏がすでに今の妻と関係を持ち、妊娠させていた」など)を暴露するのみならず、「品性ゼロ」「彼にとって、他人は利用し寄生する対象でしかない」とまで言っているとのこと。

 相手が圧倒的に不利なこのタイミングで口撃するのも、少々品がないともいえるので(どうせなら舛添氏が都知事選に名乗りをあげる前にやってほしかった)、片山議員にもやっぱり、肩入れはしづらいんだけど……。
 なんせ片山議員といえば、80年代の文化(髪型など)を現代に伝えようとする志や、一般人の百歩くらい先を行く言動(頭が切れすぎるゆえか)により、アタシたちの心をわしづかみにしてきた(?)人。この場外乱闘が今後どうなっていくのか、ちょっぴり気になるわ!

(水曜連載)

おすすめ書籍:東京を変える、日本が変わる/舛添要一(実業之日本社)
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【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

エスムラルダ

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http://books.rakuten.co.jp/rb/13507222/


 


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