
正式なシュークリームの食べ方って? 食べ物の意外な珍マナー

驚きのマナー。最終手段は「飲み込む」「手で食べる」!?
◎骨つき肉
手でいきなり持ってガブリはマナー違反、とわかっていても、ナイフとフォークで切り分けただけでは、お肉が残ってしまいます。そんなときには、なんと「手で持って食べていい」のだそうです。えーっ!! もちろん最初からガブリといくのはNGなのですが、ガチャガチャいつまでも切るよりは、最後は手づかみで食べたほうがよいのだとか。
◎シュークリーム
堅苦しい席で大口開けて食べるわけにはいかず、さりとてフォークとナイフではグシャ。そんなシュークリームの正式な食べ方、実は「フタをとってクリームをつけて食べる」だそうです。え? そっちのほうがお行儀悪いのでは? と思ってしまいますね。でも、確かに手や口を汚さずに食べられそう。
◎ハンバーガー
こちらも大口開けて食べるのはなんだかなーのメニュー。マクドナルドのハンバーガーほどの薄さであればいいのですが、もし食べにくいほど厚みのあるハンバーガーが出てきたらどうすれば? 答えは「つぶして食べる」。上下のバンズでギュッと中身を圧縮してお上品に食べるのがルールなのだとか。
◎種のあるフルーツ
種のあるフルーツ、種をお皿にペッと吐き出すのはお行儀悪いですね。こんな場合は「そっと手に吐き出す」。それだけ? なんだか拍子抜けですね。片方の手で口元を隠しながらもうひとつの手に種を吐き出す、という方法もあるそうです。ちなみにお皿ではなく灰皿などに種を捨てるのはNG。
◎アイスに添えられたウエハースやクッキー
これ、「アイスにつけて食べる」はNGなのだとか。ウエハースはアイスやパフェなどの冷たさに麻痺した舌を休めて、甘さを感じさせるためのもの。なので、アイスと交互に食べる、が正解です。
◎魚の小骨
魚の骨はきれいに箸で取るのがマナーですね。では、とりきれない小骨はどうすればいいかというと……マナー本によると、「なるべく食べる」だそうです。飲み込めってことでしょうか? なんと、それが最終手段だったとは……。
いかがでしたでしょうか?「ガマンして飲み込む」とか、「解体する」とか、案外正式マナーとされているものも、原始的というか、ダイナミックでしたね。堅苦しく考えてしまいますが、意外にマナーの専門家たちもアバウトなのかも?
(文・プル子)写真:kzenon/123RF
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