
「眠りの達人」に聞いた荒技快眠法は「メシ食って寝ろ!」~環境編その2

睡眠のお約束を無視したハードコア快眠テクニック!
前回に引き続き、仕事もしないで一日中寝ている「快眠の達人」に快眠環境についてさらに聞いてみた。快眠を得るにはコストも手間もかかるのだ!
■枕の「温度」をコントロールしろ!
「枕に熱がこもって頭も熱っぽくなってしまうことってあるだろ? それを回避するために枕に『クールジェル内蔵枕パッド』を入れるんだよ。寝返りが“熱っぽくて不快だから”ではなく“ひんやりして気持ちがいいから”に変わるのは睡眠時の安静状態に繋がるぞ。慣れてくると極寒の冬でも愛用したくなるくらいだ。ただ、肩まで冷やすと肩凝りになることもあるので、後頭部や耳が冷えるくらいの位置がおすすめ。肩こりの人は枕パッドで頭を冷やしつつ、低反発枕の肩に当たる部分に貼り付けるタイプの使い捨てカイロを貼るといいかもな。わしゃ肩こらないのでわからんけど、気持ちよさそうだし」
■眠くなった時こそ耳栓を使え!
「不眠の人が珍しく眠くなって『今日はサクッと眠れそうだムニャムニャ…』となった時こそ耳栓を使え。耳栓って嫌がる人も多いけど、ありゃ快眠秘密兵器だよ。最近の耳栓は生活ノイズを遮断する効果に優れているから「せっかく寝付けたのにちょっとしたはずみで起きてしまった…」を防ぐ効果があるぞ。最初は馴れないかもしれないけど、平日は前述した「低いボリュームでラジオを聞きつつ眠る」を実践し、週末は耳栓慣らし睡眠トレーニングをするといいな」
耳栓Tips:耳栓使用時の目覚まし時計はスマホやケータイを使え!
「最近の耳栓は性能がいいので目覚まし時計の音も聞こえなかったりするけど、そんな時は余ったスマホやケータイを使うといいぞ。バイブ機能をオンにして枕カバー内の底面に入れておけば、耳栓をしていてもブルブルと起こしてくれるからな。けっこうビックリするので心臓にはよくないがな…。ちなみに“枕の下”ではなく“枕カバー内の底面”にしたほうがいいぞ。枕の下だとズレてしまったり、あっさり止めて二度寝してしまうからな」
■荒技:メシ食ってから寝ろ!
「頭のいい学者さんの睡眠本を読むと、大体は『寝る直前の食事は控えましょう』と書いてあるけれど、空きっ腹で眠れるかってんだよ。人間一番眠くなるのは食事の直後なんだよ。とはいえ、眠る直前にラーメン二郎で『脂ニンニクましましカラメ』とか食べたら大変なことになるので、うどんとかそばとか適当に食っておけばいい。太るかもしれないけど快眠のほうが精神的な満足感はデカい!」 世の快眠指南書を真っ向から否定するような荒技も飛び出した達人の秘伝だが、次回は「寝る時の心構え」についてお伺いするので寝ながらお待ちを!
(文/大久保かぶき)
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