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生活・知恵 2014.07.24(木)

ガイドブック「マカオに行く時はアメが必要」?? 結果=本当だった

 

ラスベガスの7倍の売上を誇るマカオ

 いまやラスベガスを抜き世界一のカジノリゾート都市となっているマカオ。マカオ観光新聞によれば、2013年のマカオのカジノ売上は3607億パタカ(4兆7,000億円)でラスベガスの約7倍(!)だそうだ。
 日本からマカオへは成田からマカオ航空直通便が週4便就航する他、関空からも週5便。他にも中国系航空会社の経由便や、香港からフェリーに乗って入国する手段もあり、日本人だと香港旅行のついでにセットで行ったことがある人が多いだろう。

 さて、筆者は本稿執筆前日にマカオにいたのだが、日本で発行された観光ガイドブックに『マカオへの持ち物として「アメ」があるといい』と書かれていた。 なぜマカオではアメが必要なのか? 非常に疑問だったが、行ってみると明らかに「アメを持ってくればよかった…」と実感し、謎は氷解した。それは以下の3つの理由によるものだ。

1、観光客が多すぎて、相手の会話が聞こえない

 ひとつは観光地。マカオは世界遺産が数多い(なんと30ヶ所)。だが、カジノリゾートの成長で宿泊収容が増えた結果、観光客が激増した。そのため観光の拠点となるセナド広場は午後には原宿のような人混みぶり。同行者に向かって大きな声をはり上げないと、まったく聞こえないのだ。そして声が枯れる。筆者の同行者も実際にしゃがれて声がでなくなってしまった。

2、カジノも場所によってはゴミゴミとしている

 カジノはリゾート志向が強いキレイなホテルやレートが高く設定されている高級カジノだと、客層も上品で静かだが、主に中国本土の客が多く集まる老舗の鉄火場では、うるさくて音が聞こえないこともある(観光客に占める中国人率は60%)。やむなくその場に居合わせた我々も声のボリュームを上げることとなる。ここでも声が枯れる。
 ちなみに昔はカジノ内は煙がたちこめもっと空気が酷かったが、今は禁煙条例が施行されているためタバコ臭はない。

3、大陸からの汚染された大気

 3つのエリアで構成されるマカオのうち、中国と地続きなマカオ半島では特に中国南部から流れてくる大気によってノドがイガイガとしてくる。といってもマスクが必要なほどではなく、特に呼吸や発声をする上での問題はないのだが、普通に滞在していてもイガっとした。のどアメが必要だと感じた。

 

 リゾートホテルも毎年のように増設され、一流のショーが常設されるなどエンタメ都市化が進む、右肩上がり急成長のマカオ。来年から再来年にはマカオ内に鉄道(新交通システム)が開通予定、さらに香港と直通の橋がかかる工事も進行中で、ますます街が変わっていく。超高速で都市開発が進むマカオの「歪み」の産物が「アメ持参推奨」だったのだ。

 みなさんもマカオに行く人が周りにいたら、「アメ持ってったほうがいいよ」と伝えておくと、半信半疑で聞くだろうが、あとで喜ばれるはずだ。

(文・KUS OBUKURO)写真:編集部(記事中)(C)tykhyi / 123RF.com


 


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