
肌色多めな画像をOneDriveに入れておくとまずい!?

ある日、突然アクセスできなくて焦る人続出
オトコの人の多くがついやってしまっている趣味が、ちょっとHな画像蒐集。最近はスマホでやっている人が多いかと思いますが、スマホの場合、自動でオンライン・クラウド・ストレージ(業者の提供する無料のファイル保管用領域。以下オンライン・ストレージと略す)にアップロードされる設定があります。また、パソコンの場合もオンライン・ストレージがなにかとついてきますね。そこにHな肌露出の多い画像を保管していると危険かもしれないというお話です。
現在オンライン・ストレージで有名なのは、OneDrive(旧SkyDrive)、GoogleDrive、Dropbox、iCloudなどですが、すべてのクラウドでは画像を保管できるほか、多くの場合、ユーザーは1つのフォルダのように意識せずに利用することができます。そのなかでもWindowsと連動可能なOneDriveは写真・画像に厳しく、アップされた内容が自動でH系や倫理に反する画像と判断されると、警告なしにアカウント凍結されることがあります。HイラストやAVの画像はもちろんですが、例えばそんなものに興味ゼロの一般人であっても、なにげなく撮った我が子の入浴画像や、極端な話を言えば裸の赤ん坊の画像を保管しているとそのように判断される可能性があるので、注意が必要です。問答無用でアカウントが止まるため、同じOneDriveに保管した、仕事の大事なエクセル・ワードファイルも巻き込み事故で救出できなくなることがあります。
近未来は自動通報で逮捕されることもあり得るか?
なお2月18日には「マイクロソフト サイバークライムセンター 日本サテライト」が開設されましたが、この機関ではサイバー脅威に関する分析の他に、「PhotoDNA」という画像マッチングシステムを今後「児ポ」の捜査機関などに役立てていくとしています。現時点で日本でどうなるという予定が公表されたわけではありませんが、海外ではこのシステムやハッシュ値等による画像データの合致を利用して、過去にはGmailやOneDrive、Live.comでの利用でその手の児ポ画像の逮捕例があります。ここで注意しなければならないのは、海外の逮捕例ではオンライン・ストレージだけではなく、連動するオンラインメールでの拡散も対象となっていることです。
国情が違うから…日本はまだ緩いから大丈夫…と思いがちですが、ドライブの保存先が海外なので、特に公開した場合はかならず日本法が適用されるとは限りません。現時点ではグレーゾーンなジュニアアイドルや、年齢的に低年齢と誤認を招きそうなH画像は、オンライン・ストレージに入れるのは止めておいたほうがいいでしょう。
女性のみなさんも無関係ではありません。逮捕はないにしても、現状でも機械的な判断でアカウント停止がされていますので、ボーイズラブのイラストや、子役や年齢の低いヤングアイドルの映画やライブ、雑誌、写真集で見せる半裸画像によるアカウント停止も十分ありえます。また「倫理」でいえば、ファッションでも多用される猟奇的イメージも微妙です。くれぐれもOneDriveなどのオンライン・ストレージに保管する画像内容には気をつけておきましょう。なおどのストレージも一律に厳しい訳ではありませんが、他のサービスでも写真がドギツイのだけ消されたなんて例はあるようです。
(文・編集部I)画像(C):scanrail /123RF写真素材
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