
「ドラクエ10」DS版の発売で気になるドラクエ11の行方

ドラクエ11は再びオフラインゲームに?
9月4日にニンテンドー3DS版『ドラゴンクエストX 目覚し五つの種族 オンライン』が発売される。ドラクエ10はいまだに30万人ほどのアクティブユーザーがプレイしている人気タイトル。3DS版の発売でますますの盛況が予想される。
しかしドラクエはオンラインと相性が悪いという指摘がたえない。というのもドラクエはクリア後も何度もプレイするユーザーが多いゲーム。そのためオンラインシステムが終了した場合、ゲームを隅々まで楽しめなくなってしまうのだ。
実際に『ドラゴンクエストVII 星空の守り人』は世界累計500万本を記録したタイトルであるが、2014年5月にオンラインサービスが終了。これにより追加クエストや限定アイテムを手にすることができなくなってしまった。また冒険の書が1つしかなかったため、何度も遊びたいユーザーからは不満の声も聞かれた。
大のドラクエファンとして知られていた淡路恵子もドラクエのオンライン化に反対しており、「一人で楽しんでやるもの」と苦言を呈し話題となった。
いっぽう『ドラクエ11』だが、ドラクエ生みの親の堀井雄二は元のオフラインゲームに戻すと、インタビューでにおわせている。しかし『ドラクエ10』3DSがさらなる盛り上がりをみせれば、経営難にあえぐスクエアエニックスは再びオンライン化に舵を切る可能性は否定できない。
ゲームが売れなければ『ドラクエ11』の製作費は捻出できない。ゲームが売れれば、『ドラクエ11』はオンラインゲームとなる可能性が高まる。ファンにはなんとも悩ましい状況といえそうだ。
『ドラクエ11』はドラクエ誕生30周年の2016年にあわせての発売が予想されている。今年1月に逝去した故・淡路恵子が喜ぶような『ドラクエ』は、果たして生まれるだろうか?
(文・角刈りハーブティー)
オススメゲーム:ドラゴンクエストX オンライン(スクェア・エニックス)(c)SQUARE ENIX
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