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芸能・エンタメ 2023.03.01(水)

『ワンピース』の伏線回収と騒ぐオタクがキモすぎる【前編】

 

【本記事は前編記事。後編記事はこちら

 

盲目的オタクだけが大絶賛

 国民的人気漫画『ワンピース』への評価が、ここにきて大きく分かれている。

 全世界累計発行5億部突破間近のバケモノ作品に、今なにが起きているのか!?

 読者の不満が増え出したのは単行本90巻、現在も続く「ワノ国編」に入ってからだ。

 同作の特徴のひとつに「伏線」の多さがある。一部の読者はそれを魅力としているが、「謎描写が多すぎてついていけない」とする声も少なくない。

 そんな伏線及び回収がさらに増えたのが、ワノ国編なのだ。もはや、伏線が作品の主軸となり、テーマやストーリーは添え物のよう。

 それでも盲目的なワンピ信者は「おだっちすげえ!」「こんなに前から伏線を張っていたなんて!!」と、作品の本質とは無関係の絶賛。

 作者・信者ともに目的を見失っているワノ国編のなかでも、まともな読者から特に不評を買ったのが、95巻960話から96巻974話にわたって展開する「光月おでん」に関する回想だ。

 あまりにも性急かつ乱雑に過去を振り返るせいで、重要な役割を担っているはずのキャラクターや、その周辺で起こったエピソードが描き切れていない。描写が不足しているから、おでんが「最強の生物」カイドウと互角の戦いを繰り広げることにも説得力が生まれない。

 単行本96巻が発売される際、テレビCMや公式ツイッターで「全伏線、回収開始。」と大々的にアナウンスしたことからも、伏線回収が最優先タスクとなっているのはあきらかだ。


あと2~3年で最終回を迎えてしまう

 作品のクオリティーを犠牲にしてでも回収を急ぐのには理由がある。

 2020年8月、フジテレビ『嵐ツボ』に出演した作者の尾田栄一郎は、相葉雅紀に「構想はあと何年ぐらいですか?」と訊かれ、「あと4〜5年」と明言。また、同年9月発売の単行本97巻のSBS(読者からの質問コーナー)でも、「あと5年でやめるって本当ですか?」という質問に、はっきり「終わります」と回答。

『ワンピース』は24〜25年に終わることが、少なくとも作者のなかでは決定しているのだ。好き放題に張り巡らせてきた大量の伏線や謎をすべて回収するためには、緻密な展開や丁寧な描写がそっちのけになったとしても、猛スピードで進行しないと間に合わないということだろう。

 連載終了時期については、19年に当時のジャンプ編集長が「集英社的には永遠に続いて欲しい」とコメントしている。つまり、「2025年」というタイムリミットは、作者・尾田の「もうやめたい」という強い意思の表れなのだ。

 いつ終わらせるかは、作者の自由だ。しかし、終了時期を最優先し、伏線の回収が目的化しているようでは、読むに値する作品が生まれるとは到底思えない。


「なんでもあり」はシラケを呼ぶ

 伏線というのは、読んで字のごとく、伏せられてこそ、回収された際にある種の「裏切り」や「驚き」「発見」となる。注意して読まなければ気づかないぐらいの「ほのめかし」が美しい。

 あからさまな謎描写は不格好だし、強引なこじつけを「回収」とは呼び難い。

 物語を犠牲にして伏線回収を優先するなら、せめて感心に足る美しい回収劇を見せて欲しい。

 尾田教に洗脳されていない一般読者から批判を集めた最近の回収劇と言えば、光月おでんの妻、トキが持っていたとされる「トキトキの実」の能力。モモの助や錦えもんらは、トキの能力によって未来へタイムスリップし、麦わらの一味と出会ったことが判明。

 ワンピースは漫画だ。荒唐無稽な特殊能力が登場するのは当たり前。しかし、バトルが主体の物語において、時空を飛び越える能力はあまりに反則技。読者からも「チートすぎる」の声が殺到。「過去には戻れない」という能力の限定や、トキ本人は未来へ逃げず死を選んだことも、物語を崩壊させないため強引に拵えたのが見え見え。

 伏線の回収は、理屈が通っているからおもしろい。タイムスリップのような理屈を無効化するSF要素を持ち込めば、謎の解き明かしはただの詭弁に成り果てる。

 いくら漫画でも、「なんでもあり」はシラケを呼ぶのだ。かの超長期休載漫画『HUNTER×HUNTER』で、主役のゴンが「ありったけを…」と成人化して異常な強さを身につけてしまった際も、多くの読者がシラケを感じ離れていった。


ゴムゴムの実じゃなかった!

 昨今、ワンピースへの悪評が急増しているのも、この「なんでもあり」が一番の要因だ。

 主人公・ルフィの能力が、実は「ゴムゴムの実」ではなく、「ヒトヒトの実・幻獣種・モデル〝ニカ〟」だったという新事実も物議を醸した。作品の根幹をなす設定を、「実は…」と白紙に戻すほどのご都合主義はない。星一徹でも、ここまで乱暴な卓袱台返しはしまい。

 作者の尾田は、かつてSBSに寄せられた「ゴムゴムの実以外を食べさせればよかったと思ったことは?」という質問に、「ぜんぜんないです。ゴム人間が好きです」と回答。「なぜルフィはとても弱そうなゴムの能力者にしたの?」という問いには、「一番ふざけた能力を選んだのです。まっすぐに強くてかっこいい主人公だと、僕はこんなに長くつき合えてないと思います」とコメントしている。

 太古の昔、「太陽の神」と呼ばれていたニカ。「神」以上に強くてかっこいい能力なんてある? 

 当然至極のツッコミに、尾田は「覚醒はゴムの体に更なる〝腕力〟と〝自由〟を与えるという 世界で最も…ふざけた能力だと聞いている」という作中の台詞で、苦しい辻褄合わせ。「ふざけた能力を選んだ」という自身の言葉とリンクさせ、もともと考えていた設定であるかのようにアピール。しかし、さらなる腕力と自由を得るのがなぜ「世界で最もふざけた能力」なのか、まったくもって意味不明。

 これを「SBSの伏線が回収された!」と喜んでいるのは、被洗脳読者だけ。「ゴムゴムじゃなくてヒトヒト」が後付け設定だということは明々白々。

 なんでもありのご都合主義の連発では、読者が離れていくのも致し方なしだ。

 

ダジャレレベルの伏線

 ルフィ=ニカの伏線とされる説には、次のようなものもある。

○「ルフィの誕生日は五月五日。『五』の字を分解すると『ニ』『カ』」
○「扉絵にカニと鏡が描かれていた。鏡に写った『カニ』で『ニカ』」
○「ルフィが『にかっ』と笑った」

 いずれも、読者が勝手に考察した幼稚なダジャレばかり。本当にこれらが意図されたものなら、作者の知的センスも疑わしいものだ。

 語呂合わせ系の伏線としてよく知られているのが、「麦わらの一味の能力者は、1から10までの数字になっている」というもの。

 ルフィの「ゴムゴムの実」は「5・6」、チョッパーの「ヒトヒト」は「1・10」、ロビンが「8・7」で、ブルックが「4・3」。この法則で抜けている数字が「2・9」であるため、「ニキュニキュの実のバーソロミューくまが仲間になる」「ニキュニキュの実をフランキーが受け継ぐ」といった考察も、まことしやかに語られていた。

 しかし、ルフィが「ヒトヒトの実」の能力者だったことが分かり、法則自体が瓦解。幼稚な伏線を主張してきたファンたちは、大恥をかくハメに陥ったのだった。

 

【本記事は前編記事。後編記事はこちら

初出/『実話BUNKA超タブー』2022年6月号
写真/『ワンピース』100巻書影



 


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