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芸能・エンタメ 2020.05.29(金)

戸田真琴はなぜ文章を書くのか? 聞き手/姫乃たま

 

AV女優として活躍する戸田真琴が書く文章は異彩を放っている。美しく、不思議な雰囲気も漂わせる、彼女の唯一無二の文章はどうやって紡ぎ出されているのだろうか。

 

女優? 文筆家? 映画監督?

戸田真琴 ゴールデンウィークのきれいに晴れた昼下がり。でも今年は緊急事態宣言の真っ只中で、私と戸田真琴さんはそれぞれの自室からパソコンの画面越しに顔を合わせました。
 いま、AV業界は濃厚接触を避けるために撮影をストップしていて、自然と女優業がお休みになった戸田さんは髪をピンク色に染めていました。
 撮影がなくなるって連絡があったその日に自分で染めちゃいましたと笑顔で話す戸田さんは、大手アダルトビデオメーカーSODクリエイトの専属AV女優。ビビッドな髪色は映像で観る清楚な彼女の印象と異なりますが、AV女優の戸田真琴もたしかに彼女の一面であり、そして誰もがそうであるように、違う側面も持ち合わせているのです。
 戸田さんはAV女優として活動するかたわら、映画評やエッセイの執筆もしていて、最新の著書『人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても』(KADOKAWA)の著者プロフィールには「セクシー女優/文筆家/映画監督」とあります。


書籍『人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても』戸田真琴(KADOKAWA)
楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/16257539/

他の書店サイトはこちらから
https://www.kadokawa.co.jp/product/321904000020/


 それぞれの仕事について、どのように認識しているのか訊くと、んー、と少し考えた後、「AVと文章とそれ以外」だと答えが返ってきました。
 大きな違いは、仕事をしている時に、受け手を想定しているかどうかです。
「もちろん思い通りにいかないこともありますけど」と前置きしてから、AVと文章の仕事について、どういう人が観たり読んだりするか常にとても考えていると彼女は話しました。
「映画は去年一作だけ撮らせてもらったんですけど、仕事って言っていいのかあんまりわからなくて。映画に関しては趣味の延長と言いますか、戸田真琴が撮った作品をこういう対象に見せたいって考えていないので、ほかのふたつの仕事とは違うかもしれません。全部をまこりんが好きな人に向けてつくることはできないなっていうのが映画の仕事です」
 それぞれの仕事で、AV女優として、文筆家として、ファンや受け手に魅せるべき戸田真琴の一面が彼女の中に想定されていて、複数の異なる仕事をすることでバランスを取れているそうです。
 AV女優の仕事については、苦手なことをしている自覚がすごくあって、現場での戸田さんは、わからないことを勉強する気持ちで、監督にたくさん質問をします。
「あと、どうしても生まれながらの容姿とか、デビュー時のインパクトとか、頑張り以外の部分の評価が高い業界なので、苦手分野で悔しいから頑張ってる気持ちをちゃんと評価されたいと思ってました。ずっといまいち評価されない自分にも、もやもやしてて、確固たるものが欲しかったんです」
 そうした想いを抱えて、2019年3月にスカパー!アダルト放送大賞女優賞を受賞。一日一回投票できるシステムのため、ツイッターに写真や動画を投稿して、毎日投票を呼びかけるのも重要な「努力」に含まれる賞ですが、同年7月にツイッターをやめて、その動機を綴ったブログ記事が話題を呼びました。
 改めていまツイッターをやめた動機を振り返ると、AV女優としての戸田真琴のファンが喜んでくれるような写真を日々投稿するのが息苦しくなったのも様々な理由のうちのひとつだったと言います。
「可愛いって言われたくてAV女優をやってたら楽しかったと思うんですけど、可愛いって言われる写真を載せなきゃって思うとだんだんつらくなってしまって……」
しかし、だからこそ、AVに出演する面白さも感じているのです。
「AVは観る人に喜んでもらえるように監督がつくっていて、どういうものが喜ばれるのか私だけだとわからないこともあるので、自分で考えてツイッターに写真を上げるより、出演者として撮ってもらえるのはやりやすいです。知らなかったシチュエーションで、いいなって発見がたまにあって、その時は観ている男の人と共感できるので、こういうことは普通に生きてるとあんまりないよなと思ってます」
 賞のような確固たる評価を欲していたAV女優の仕事に対して、文章の仕事については特に評価が欲しいわけではありません。
「文章はAVと違って苦手分野ではないので、読んでくれる人が一人でもいたらいいなって気持ちで書いています。もちろんたくさん読んでもらえたら嬉しいけど、それより誰かに届いたらいいなって思ってます」
 AVデビューした当時は、ツイッター等でファンに自分の考えを言わないのが吉だと思っていたと話す戸田さん。
 話を聞いていくうちに、自分の考えを表に出さなかったのも、文章について他者からの評価を欲していないのも、彼女の内側に確固たる考えがあるからだとわかっていきました。

書くというコミュニケーション

戸田真琴

 戸田さんのエッセイには、両親が新興宗教の熱心な信者であったことや、学校でのいじめを止めようとする過去のエピソードが書かれていて、そのどれからも、幼少期から他者によって揺らがない姿勢と視点を持っていたことが伝わってきます。
 しかしその強さについて尋ねると、「なんか理由がないといけないんですかね……」と戸田さんは伏し目がちになりました。インタビューでもいつもすごい訊かれるんですけど、と言いながら。
 私もつい、その姿勢と視点がどのように培われたのか訊いてしまいましたが、何に影響を受けたのか彼女の中に思い当たるところはありません。
 戸田さんは本を読まない家庭で育ちました。文体も、文章を書くときの視点も、何かに影響を受けた感じがしないと言います。
「人の考えを読むより、自分で自分の考えを深めるほうがいいんじゃないかってずっと思っていて。でも、それ自体がなんの影響なのかも全然わからないです」
 もとから自分の考えがたくさんあるので、子どもの頃は自分の考えで人を傷つけないか不安で、逆に意見が言えないままになってしまう場面がたくさんあったそうです。
 その代わり、思春期はノートに好きなだけ自分の考えを書いていました。
「口下手だから書いてたんだと思います。もともと人付き合いが苦手で、人と一緒にいる時は自分の頭が半分くらいしか働いてない感じがするので、一人でいるときに考えて書くんです」
 昔から、湯船や眠る前のベッドや、ひとりになったときには、その日に感じた実態のわからない感情を振り返って、あとから文章にしていました。
「私、嘘つきってわけじゃないんですけど、いまでもその場に合わせて思ってないことを言っちゃう時があるんですよ」
 その瞬間にはわからなかったことも、書いてみて初めて理解できることがあります。
 それに文章なら、誰かに対してもっと伝えたかったこと、言い方を間違えてしまったことも、改めて完璧な形で綴ることができるのです。
「自分が考えすぎちゃう性格だから、私が私だから感じる違和感を文章にしていて、読んでいるみんなにもそれぞれの違和感を大事にしてほしいなと思って書いてます」
 喋り言葉で全てを伝えるのは難しいから、文章できちんとまとめたい考えがあります。
 仕事で映画評やエッセイを書くようになってからは、文章を書くときの意識も自然と変化していきました。特に変わったのは自分に嘘をつかないこと。
「ノートに書いてるのは誰も見てないからそれでいいんですけど、ブログとか雑誌の記事は取り下げられない緊張感があるので、自分に嘘がないように書いてます。名前が載って発売されて、何年後とかに古本屋で売られてるかもって思うと、責任が取れることしか書きたくないなって」
 大事そうに抱えて見せてくれた著書には、自分宛に「まこりんへ」とサインが書かれていました。
「サイン書くの気持ちよくて好きなので、一冊間違えて多く書いちゃったからまこりん宛にしました(笑)。ありがとうって書いてある」
 こうして大事に書いた、いつまでも残しておきたい文章を、いつかの誰かが読んでくれるのが、人付き合いが苦手だった戸田さんにとって、少し遠回りなコミュニケーションになっています。

文章で切り拓かれた世界

 戸田さんが初めて出版した書き下ろしエッセイ集『あなたの孤独は美しい』(竹書房)は、タイトルの通り孤独を肯定する本になっています。
 AV女優の活動を始めて、人と接する機会が一気に増えてから、戸田さんは孤独に恐怖心を抱いている人の多さを知りました。みんな、一人でいるのが悪いことだと感じているように思えたのです。
 その恐怖心に寄り添い、孤独感を肯定しようと、この本は書かれました。しかし、エッセイを書いていると時折「AV女優に不幸であってほしいバイアス」をかけられることがあります。
「職業柄だと思うんですけど、ちょっとした話も大きな悲劇に捉えられたり、ドラマチックに脳内で変換されたりすることがあって嫌なんです」
 次に本を出版することがあれば、エッセイ集じゃないものにしたいと戸田さんは考えています。
「自分の話をすることがそもそもあまり得意ではないけど、自分のことが一番書けるじゃないですか。それで求められるままに書いてきたけど、自分のことを書くところから出られていないのが、文章仕事の課題かなって思ってます」
 妙なバイアスをかけられず、フラットに文章を書きたいけれど、ぽつりと「それは努力次第かな」と呟きました。
 一方、イベントなどで顔を合わせる熱心なファンには「わかったふりをする人がいない」ので居心地がよく、ファンが集まれる催しを積極的に企画しています。
「あなたが言ってることを僕はわかりますよってアピールをする人が、中学高校からずっといて。でもわかってないのは見ればわかるんですよ。そういうわかったふりをして媚を売ろうとする人がいないのがいいなと思ってて、わかんなかったら僕には難しかったって言ってくれるし、わかった部分だけ話してくれたり。もし私のことがわからなくなって好きじゃなくなった人も、嘘がないから私は好きなんです」
 人付き合いが苦手だったけれど、いろんな人に会えるようになったのが、AV女優になってよかったことだと言う戸田さん。
 以前、受賞直後の戸田さんと会った際に、同じ専属メーカーの先輩女優、紗倉まなさんがお祝いしてくれたと嬉しそうに話していたのを思い出しました。

 その時、紗倉さんとの仲について「簡単には説明できないんです」と微笑んでいたのが印象的だったのです。そのことを話すと、戸田さんは「いまでもうまく言えないんです」と困ったように笑いました。
「すごい大きなカテゴリで分けたら、AV女優で文章を書いてて、しかももっと見た目で言うと、ショートカットで童顔で……とか、色々似てるところはあるんですけど、考え方はすごい違うんです。それはまなちゃんもわかってて、でもうまく言えないんですけど、尊敬ももちろんしてるんですけど、それより私はまなちゃんが業界にいることにすごい安心してます」
 紗倉さんについて一生懸命話す戸田さんを画面越しに見つめながら、この話も、後でノートに完璧な形で書かれるのかなと考えていました。

「だって、心が綺麗で、頑張り屋さんで、そういう子が同じ業界に居てくれるって、単純にいいことじゃないですか!」
 世界は広くて孤独に感じることもあるかもしれないけれど、紗倉さんのような存在に出会える可能性も広がっているのです。

 人付き合いが苦手で、口下手で、一人でノートに自分の考えを書いていた戸田さんは、AV女優になって、安心できる人たちと出会って、人に読まれる文章を書くようになりました。
 そうして書かれた文章はいつまでも残って、さらに彼女の世界を拓いていきます。

実話BUNKAタブー2020年7月号掲載 https://www.coremagazine.co.jp/bunka_taboo/

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