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    実話BUNKAタブー2020年1月号

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芸能・エンタメ 2018.10.03(水)

『まんぷく』安藤サクラの演技が素晴らしいよ!:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載227

 


エスムラルダの「勝手にワイドショー!」

連載第227回 『まんぷく』安藤サクラの演技が素晴らしいよ!

 10月1日から放送が始まった、2018年度下半期の朝ドラ『まんぷく』(NHK)。
  みなさんはご覧になっているかしら?

 ご存じない方のために説明しておくと、『まんぷく』は、インスタントラーメンの生みの親であり、日清食品の創業者でもある、安藤百福夫妻の半生をモデルとした作品で、主演は安藤サクラ。サクラは昨年、第1子を出産しており、制作発表時には「朝ドラ史上初のママさんヒロイン」として話題に。

 そんな『まんぷく』、朝ドラマニアのアタシはもちろん観ているけど、今のところ順調な滑り出し。なにせ前作(『半●、青い。』)が、当初の予想をはるかに上回る破天荒っぷりで、終盤なんてもう、観るたびに心がザワザワしていたので、「実話ベース」「脚本が、『HERO』や『ガリレオ』、『龍馬伝』を手がけた福田靖さん」というだけで、かなりの安心感。実際、第3話まで観た感じでは「朝ドラらしく、手堅く作っているなあ」という印象を受けたわ。
 また、おそらく朝ドラ史上最年少であろう芦田愛菜プロのナレーションも、やはり実年齢60歳としか思えない、すさまじいばかりの安定感……。

 そして、もちろん安藤サクラも、期待に違わぬ健闘ぶり。ネットニュースなんかには、早くも「ヒロインがかわいくない」とか書かれているみたいだけど、ほんと表層的でうんざり。アタシはむしろ「あれ? サクラ、かわいくなった?」と思ったわ! ちなみに、アタシが安藤サクラという存在を初めてちゃんと認識したのは、2011年に放送されたドラマ『それでも、生きてゆく』。サクラのふてぶてしい顔と、常に漂わせていた不穏な空気が、役柄(物語を引っ掻き回す、憎たらしいあばずれ女)とあまりにもマッチしていて、一瞬で心を鷲掴みにされたの。その後も、ドラマや映画で観るたびに、サクラはたいていクセのある役を演じていたので、今回の「ちょっとドンくさい16歳の女の子」という役どころがとにかく新鮮で、「サクラ、こんな演技もできるんだ」「こんな表情するんだ」と、びっくりしているわ。
 ただ、これでサクラが「国民的女優」になり、以前のような毒っ気をなくしてしまったらと思うと、それはそれでちょっと残念。「味わい深い顔立ちで不穏な個性派女優」のポジションは、今後、江口のりこさんが一手に担うことになるのかしら……。

 とにもかくにも、スタートしたばかりの『まんぷく』。(今回はあまり心配してないけど)どうか最後まで楽しめるものでありますように!

<水曜連載>

図版:番組ロゴ

【エスムラルダ:プロフィール】

えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001

エスムラルダ

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おすすめ書籍:「同性パートナーシップ証明、はじまりました。渋谷区・世田谷区の成立物語と手続きの方法」エスムラルダ、KIRA著(ポット出版)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13507222/


 



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