
【閲覧注意】キミは犬のアレともいわれる海の生き物、ユムシを知っているか 国内でも一部で食用に

ゆるゆると動いて尖端から水を吐き出すスゴイ生き物
ユムシというものをご存知だろうか。「ユムシ動物門ユムシ綱ユムシ目ユムシ科ユムシ属」の無脊椎動物で、海(砂地)にいるものだ。
諸外国ではスプーンワームと呼ばれる。韓国の水産市場や、中国の一部では食材として非常に手に入りやすい。韓国では「ケブル」と呼ばれ、主に刺し身などで出てくるのだが、この韓国名のケブル、どういう意味かというと、オス犬のシンボルを指すのだそうだ。
見た目にうにょうにょと動き、さらに手に取れば警戒してか水をピュッと発射するので、どうしても男性の皮かむりのそれをイメージしてしまうのだが、サイズ的には韓国人の言うように犬に近いのかもしれない。上下を切って内蔵を取り除き、刺し身になってしまうと、ミル貝やツブ貝のような味がして意外と美味しい。焼いてもホルモンのような旨さ。
日本では釣り餌に使われ、それでもわずかに北海道の一部(石狩地区など)ではジンギスカンに入れたり生姜醤油などを用いて食用とされているが、市場に出回ることはほとんどない(国内では釣り餌としてなら購入は可能)。
自力で調理せずに簡単に体験したいのであれば、韓国の観光系水産市場に行けば大量に泳いでいるので指をさせば、すぐに調理して、食堂で食べさせてくれる。
奇食好きの方はぜひ一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。
(文・楠尾 袋)写真:arrxxx/123RF
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