
海外気分を味わえる東京のアジアタウンベスト7

海外旅行も円安で現地物価が高くなってしまうため、あんまり行く気がしないという人も多いだろう(旅程はサーチャージが安くなるとは言われているが)。そんな時に遊びに行くのにおすすめしたいのが、日本国内にあるいくつかの外国人集住地だ。海外食材が充実していたり、飲食店の味が現地味だったりして実に楽しめる。なかでも東京では近年新しいタウンが多数出現しているのだ。いくつかを紹介しよう。週末に遊びに行くのもいいだろう。
ミャンマータウン高田馬場
高田馬場は早稲田大学・東京富士大学や予備校・専門学校などが集まる学生の街だが、ミャンマー人が多く集住している。裏通りやビルの上が多いが、ミャンマーをはじめとしたアジア料理店が非常に多い。山手線で手軽にいけるのもポイントが高い。1箇所に固まってはいないので、予め調べてから行くようにしたい。
池袋北口の中華街
池袋駅北口の三角エリアはかつては歓楽街やアングラ風俗の色が濃かったが、現在は中国人が多く飲食店を出す。理由は大手の中国食材店が存在した事が大きいという。競争が激しいためそれなりに美味しいお店が増えている。華人の中で(中華街の)門をつくろうという動きもあったが、日本人率もそれなりのため抵抗があるようで作られるには至っていない。飲食店以外にも、ユニクロのパクリ騒動で有名だったメイソウの店舗、中国人向けのサービスを展開するお店も多数ある。
西葛西のインド人街
最近はテレビでもちょこちょこやっているが、2000年問題(PCなどが誤作動を起こすと言われていた)に呼ばれたインド人IT技術者がこのエリアに集住するようになり、彼らの多くはベジタリアンということもあり、本格的なインド地方系の飲食店や食材店が存在するようになっている。
竹の塚のリトルマニラ
フィリピンバーがなぜかたくさん集まる地帯として足立区の竹の塚があげられる。足立区はフィリピン人の在住が23区で一番多い場所だからだ。それに従いフィリピン料理・フィリピン雑貨店などが存在する。現在はフィリピンからの来日は、かつてのタレントビザがほぼおりないため、ピークを過ぎており減りつつはある。
タイ人もいる錦糸町
錦糸町自体バブルの頃からディープな外国人店舗は多かったが、タイ関係の食材やタイ教育・文化センターなどインフラが揃っているのでやはりタイ系の店舗は目立つ。そもそも日本全国にタイ・マッサージ店やタイ料理のお店はずいぶん増えて、溶け込んでいるのだから、定住もするだろう。エリアは駅の南北に分かれている。
韓国だけじゃない新大久保
韓流ブームで大規模な投資を受けているため韓国イメージが強いが、最近ブーム縮小で空いた店舗には中国系・タイ居酒屋などの進出もある。またコリアタウンと反対側のエリアに出ると裏道にタイ料理・ハラル食材なども見られる。大久保駅付近まで含めると、ベトナム料理、チュニジア料理など様々なものが味わえるのは意外と知られていない。また韓国系も定着する過程で、芸能人DVDやコスメから流行も変わってきており、最近は手軽に会話できる「バー」と「占い」が増えている。
上野・アメ横センタービル地下の雑多なアジア感
上野アメ横のもう1つの顔として、アジア系料理店の食材調達というものは以前からあるのだが、日本で殆ど見られないような食材でも手に入るので有名なのが上野アメ横センタービル地下食材売り場。最近ではテレビでも何回か登場している。アメ横自体が闇市起源のためディープなのだが、海外食材、さらに安いといえば人気になるのも当然だ。上野は他にも御徒町寄りに新大久保とは違い歴史ある韓国料理街がある。
(文・KUS OBUKURO)写真:東京デート
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