
「ポテトチップスしあわせバター」転売ビジネスの旨味は?

韓国で入手困難な商品が日本で普通に売られている?
ヘテ製菓とカルビーの合弁会社(ヘテカルビー)が韓国で発売している「ハニーバターチップ」が韓国国内ではかつてないブームとなっており、 生産がおいつかない事態に追い込まれている。
同商品は9月の発売以来3ヶ月で10億円相当とも言われる売上を叩き出している大ヒット商品だが、あまりある需要に対して、同社は「いつ終わるか知れないブームに増産体制を整えることに尻込みしている」という。そのため、常時品薄となり抱き合わせ商法などがまかり通っている状況だ。
そこで「ハニーバターチップ」が手に入らない韓国の市民が目をつけたのがカルビーが日本で発売する「ポテトチップスしあわせバター」。日本の楽天やamazonなどのネット通販を通して購入したり、 留学生が大量に持ち戻っているという。ただ、味としては「しあわせバター」はやや「ハニーバターチップ」よりも塩気が強いとしており、完全な代替商品とは言い難いようだが、韓国のネットユーザーは興味津々で個人輸入しては食べ比べをしているようだ。
だが、このブームにかつて紙おむつや粉ミルクなど日本の優れた商品を大量に買い占めていた、中国系の転売業者も強く興味を持っているという。転売屋曰く「(ポテトチップのような)軽い商品は送料が安く輸出に適している。ただしかさばるのが難」とのことで、短期販売の検討には値するとのことだ。
日本では店頭で普通に売っている「しあわせバター」だが、実は期間限定生産ということで、カルビーによれば終売は3月まで(111g商品の取扱はコンビニでは1月末まで)という。品切れ前に転売業者の買い占めが起こるかもしれないので、早めに食べておいたほうがいいかも?
【訂正】※販売終了に関しては残存している以前のHP(写真)での告知をソースとしたものでしたので、新規ページの販売期間のデータに訂正いたしました。
(文・編集部I)
[PR]