Home > サブカルチャー

スマホ表示はこちら



【PR】掲載数2800誌以上の取り扱いを誇る『雑誌のオンライン書店Fujisan.co.jp』!多くは送料無料、さらに最大70%割引と大変お得です!

月イチ連載・各隔週月曜

瀬名あゆむのアイドル革命!

南にこの千葉からアイドル革命

隔週火曜

鈴木詩子の帰ってきて 吉澤ひとみ

毎週水曜

エスムラルダの勝手にワイドショー

隔週金曜

さよなら、くまさん

隔週金曜

美しさ勉強講座

予定変更することがあります

▼連載コラムバックナンバー▼

ブッチNEWS連載バックナンバーまとめ


最新号
  • 実話BUNKA超タブーVol.38
    実話BUNKA超タブーVol.39

    コンビニ・書店で11/2発売 通常毎月1日発売 600円(税込) 

    老いる!患う!死ぬ!40歳から絶対食べてはいけない食品/安倍政権トランプの言いなりで貧乏人から搾取 消費税10%で誰が得をするのか/読売ジャイアンツの闇 由伸追放原復帰の意味/2020年都知事になって相撲協会に復讐!? 貴乃花洗脳人生総決算/地震 値崩れ 修繕費 病気増加 転落事故 タワマン住んだら必ず後悔する理由/東京の変すぎるラーメン×29店地獄めぐり/痛く苦しい治療でカネの負担も甚大な国民病 2人に1人が疾患 がんで死なない方法/パパ活女子座談会/韓国の小学生ヤバすぎる犯罪実態/男女平等ごもっともだけどあの片山さつきが大臣!! 日本の女議員バカしかいない ほか

  • 実話BUNKAタブー 2019年1月号
    実話BUNKAタブー1月号

    11/16発売 毎月16日コンビニ・書店で発売 550円(税込)

    食べてはいけないお菓子 食べてもいいお菓子/徴用工で韓国に賠償金はナンセンス/移民受け入れで犯罪大国に!? 危険性総まとめ/安倍の消費増税めぐる皮算用/小向美奈子数々の不始末反省しお仕置き公開/美しすぎる女性◯動画ベスト14/渋谷で捕まえたハロウィンのエ□コス娘30名/沖縄の若者DQNすぎる/一番まずい餃子の中華屋どこだ/缶コーヒー買うヤツは頭が弱い/冬に女の肌を拝むならココしかない ほか

     ●新連載第二回!『ロマン優光の好かれない力』は実話BUNKAタブー本誌で!

グラビアギャラリー
【コアな視点で知の可能性を探求する同時代人のための新書シリーズ・コア新書】

少年ジャンプが1000円になる日~出版不況とWeb漫画の台頭~/大坪ケムタ
↑漫画アプリはどうやって収益をあげているの?/各社Web漫画サイトのヒット戦略は?/出版不況本当はどれくらいヤバいの?
SNSは権力に忠実なバカだらけ/ロマン優光
↑これは百田尚樹へのラブレターである!
覚醒剤と妄想-ASKAの見た悪夢ー/石丸元章
↑本書はASKAへの応援歌である
文学としてのドラゴンクエスト 日本とドラクエの30年史/さやわか
春樹より深いドラクエの世界 ↑荻上チキ・Session-22(TBSラジオ)で特集!
暗黒ディズニー入門/高橋ヨシキ
愛と感動…だけじゃない! ↑ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル(TBSラジオ)で特集!
(Link to Amazon)
サブカルチャー 2018.08.28(火)

この映画がすごい:ロマン優光連載116

 


ロマン優光のさよなら、くまさん

連載第116回 この映画がすごい

 日本のハードコア・パンクの黎明期を記録したドキュメンタリーとしてとらえると『ちょっとの雨ならがまん』にZELDAのサヨコや町田町蔵と人民オリンピックショウ、すきすきスウィッチの佐藤幸雄が出演していることを不思議に感じる人もいるだろう。これは今の感覚で見るから不思議に感じてしまうのではなくて、当時の人たちの方が強く感じたかもしれない。初期の東京のハードコア・シーンというのは、それ以前の旧世代のパンクバンドや他のシーンに対して断絶を図っているイメージが非常に強く、実際は人脈的な繋がりがあったりするのだけど、姿勢としてはそういうイメージを打ち出していた。そういう観点から見てしまうと、本来同じ器に盛られるはずのないものが一緒に盛られてきた気分になる。
 しかし、視点を変えてみると、冒頭のナレーションをはじめ、安田潤司監督の演出意図があるパートの多くは「初期衝動とそこから変わっていくこと」についてのものであり、今まさに初期衝動の時代を終えようとしているハードコア・パンクの面々と、そこを通過し変化を続けている最中のサヨコや町蔵が同時に取り上げられるのは監督の中では必然的なものであったということはうかがえる。
 そんな中にあって、横山SAKEVIと佐藤幸雄の何がなんだかわからない異様なエネルギーの放出は異質なものがある。初期衝動とかそういう言葉では片付けられない、何がなんだかわからない凄みに溢れている。それにしても、当時まだ20代前半であっただろう佐藤幸雄の荒ぶる大人感は何なのだろう。怒れる若者ではなく荒ぶる大人なのだ。ただ、普通に喋ってるだけなのに。40代半ばに差し掛かった今の自分から見ても、何がなんだかわからない怖さと大人感がある。
 安田監督が後に東京グランギニョル、雀鬼・桜井章一といった面々と関わっていくことから考えると、監督は得体の知れないスゴいものにどうしようもなく惹かれてしまう人なのではないだろうか。初期衝動の終わりという問題と何がなんだかわからない凄さを求めていった結果、作品において、当時のハードコアパンクの占める割合が大きくなってしまったのだろうなと感じる。

 それはさておき、なんだかんだいっても見る人の興味の大半は正式な記録映像に乏しいハードコア・パンク勢のライヴやインタビューにあるのは間違いないわけで、自分もやっぱり普通に興奮して見ちゃいました。
  '83年の寿町フリーコンサートでの映像。ラフィン・ノーズをバックに『ゲット・ザ・グローリー』を歌う横山さんという名シーンは多くの人の心を掴んで離さないわけです。
 個人的にはモホークスのライヴが綺麗な画質で見れたことに感動。ボーカルが後にLAST BOMBのボーカルになるLoonyさんでドラムがWantanさんというバウズな面子なので、モホークスがモブスとバウズに分裂する過渡期なのだと思われますが、Loonyさんの佇まいの不良っぽさがとにかくかっこいいです。バウズは曲が楽しそうでもボーカルの声が怖いのですが、ここでもドスが効いてて最高。YouTubeにこの日のライヴを別のカメラでとった映像があがっているのですが、後にモブスのレパートリーとなった曲とバウズのレパートリーになった曲の双方を演奏しているのが確認できます。『ハードコア不法集会』もまだ発売されてない時代なんですよね、この頃。
 あと、別カメラの映像で確認できるもめ事を、映像としてはインパクトのあるものになったはずなのに、あえて編集でカットしてナレーションで軽く触れるという手法をとっていることに、監督の作家性と繊細さを感じました。
 山崎春美のタコにインスパイアされてG.I.S.M.を始めたというランディさんの発言に驚いたり、ランディさんの自分のバンドやシーンに対する認識の冷静さに、「この人はこういう考え方をする人だったのか……。」と思わされたり、ランディさんのインタビューも惹き付けられるものがありますよね。
 あんま、こういうトーンでざっくばらんに書いてると、なんか飲みながら友達と話してるみたいになってくるので、少し切り替えますね。

 この映画を見た人の中には、あまりに青いバンドたちの刹那すぎる瞬間が切り取られている姿に「パンクの意義の終焉」とか「破壊・暴力の先には何があるのか」みたいなことをかってに語りだす人もいるだろうが、それは違うような気がする。我々は映画の中の本人たちが知らなかった未来を知っている。オリジナリティーをさらに突き進めたGAUZEが素晴らしい音源をつくり、すごいライヴをやり続けることも。THE COMESから離れた二人がLIP CREAMという新たな伝説を造ることも。数えだしたらきりがないくらい、ここにいた人たちが初期衝動を越えた先に豊穣な実りをもたらしたことを。
 そう考えると、この時点でオリジナリティーを完全に成立させていたG.I.S.M.というのは、やっぱり異質なバンドだ。あの名付けようがない衝動を人の中から引きずりだしてくるようなバンドを未だに私は他に知らない。 

(隔週金曜連載) 
※諸般の事情により今回火曜公開

イメージ・おすすめレコード:GET THE GLORY/LAUGHIN'NOSE(1983年/AAレコード)※入手困難

本文で紹介した映画『ちょっとの雨ならがまん』(安田潤司監督/配給P.P.P.project、silver gelatin)2018年8月18日より新宿K’s cinemaほかにてリバイバル上映
オフィシャルサイト
http://silvergelatin.main.jp/movie/chottonoame-feb/

★ロマン優光最新刊 ご注文ください★
「SNSは権力に忠実なバカだらけ」ロマン優光(コア新書/コアマガジン)
https://books.rakuten.co.jp/rb/15204083/

★ロマン優光のソロパンクユニット プンクボイの最新作CD「stakefinger」★
https://books.rakuten.co.jp/rb/15176097/

★新書前作のご案内★
『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』/ロマン優光(コア新書/コアマガジン)
http://books.rakuten.co.jp/rb/14537396/

★新書前々作は電子書籍でも発売中★
『日本人の99.9%はバカ』(コア新書/コアマガジン刊)は紙では手に入りづらいかもしれませんが、電子書籍ですぐに買えます!

★「実話BUNKAタブー」(毎月16日発売)で杉作J太狼XEと社会時評対談連載中!★2018年10月号のテーマはエロ本の思い出!

【ロマン優光:プロフィール】
ろまんゆうこう…ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』(Less Than TV)が絶賛発売中。代表的な著書として、『日本人の99.9%はバカ』『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』(コアマガジン刊)『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)などがある。現在は、里咲りさに夢中とのこと。twitter:@punkuboizz

おすすめCD:『蠅の王、ソドムの市、その他全て』/PUNKUBOI(Less Than TV)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13292302/

連載バックナンバーはこちら
https://wp.me/p95UoP-3N (コピペして検索窓に)








  • ★TOPページ・タグでは過去記事は10本だけしか表示されません。「芸能・エンタメ」などカテゴリ単位のタブではそれ以前の過去ログもごらんいただけます。
    ★そのためこちらからサイト内google検索を可能にしました。知りたい内容があればどうぞ。

     

     


関連記事

シリーズ最新刊!

吉田豪最新刊!

売れてます!ロマン優光最新刊

注文してね!


おすすめ記事
人気投票ランキング
ブログ
記事提供元
    • ブッチNEWS編集部
    • 実話BUNKAタブー
    • コアコミックス
    • コアムックシリーズ
    •  
    • ブッチNEWSを共有する
    • このエントリーをはてなブックマークに追加




ブッチNEWSは「スマホ」と 
「PC」でお愉しみいただけます。 
(ガラケー非対応) 






募集のお知らせ…PC/スマホ配信提携先、アプリ制作業者、月額広告、広告供給業者を募集しております。右下「運営方針」をご参照下さい

 

[PR]

運営者情報
タグクラウド
おすすめ エスムラルダ 鈴木詩子 ロマン優光 杉作J太郎 男の偏差値がぐんとアップする美しさ勉強講座 美しさ勉強講座 新日本プロレス 山口明 ロコドル ローカルアイドル アイドル 童貞 フジテレビ 瀬名あゆむ 韓国 中国 枡野浩一 オススメ
Powered by Vivvo CMS v4.6