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サブカルチャー 2016.11.11(金)

え、トランプ受かったの?:ロマン優光連載70


ロマン優光のさよなら、くまさん

連載第70回 え、トランプ受かったの?

 あの、トランプ勝っちゃいましたね。びっくりしました。トランプの発言内容などから察するに、女性蔑視的、人種差別的な偏見を持ち合わせる人物だということを差し置いても、あんな間抜けそうな面白おじさんを一国の代表に選ぶのはなかなか勇気がいることと思います。でも、ヒラリーはヒラリーで他人に好感を与えないような行動ばかりしている人物だしなあ…。ここ20年くらいの東京都知事選挙を大幅にグレードアップしたような、どっちを選んでも良いことはないから、まだ耐えられる方を選ぶような選挙だったわけですもんねえ。
 でも、単純にヒラリー個人がより嫌われていたという話ではないですよね。アメリカの若干保守的なタイプの上流階級の人にとっては社会主義的で民主主義を破壊するように思えるオバマ政権の福祉政策や、彼らにとっては行き過ぎたマイノリティの保護政策が、これ以上民主党政権が続くことに危機感を抱かせたというのもあるでしょう。オバマ政権下で割をくっていた没落していく中産階級を経済的に救う政策を公約にあげていたのがトランプだったのもあるでしょう。トランプに投票した人全員が彼の差別的言動に賛同しているわけではないだろうし、そうでないと勝てないでしょう。安倍首相の下の自民党政権を選んだ人たち全員が右傾化を望んでるわけではないのと一緒ですよね。自分にとってどこの部分が重要かという話で、自分の生活に密着した部分を選ぶ際のポイントにしちゃうのは人情というものでしょうね。ヒラリーはそこのところに目を向けてなかったから負けたんでしょうね。私は、トランプのような差別的で排他的(その対象には日本も含まれています)な人がアメリカ大統領になったことに不安を感じますし、安倍政権についても好ましくは思ってないのですが、経済とか生活に密着した部分の政策をちゃんと提示できなかったから、リベラルが負けるというのは理解できるところです。
 あと、反トランプ派の集会が暴動に発展したという話をうけて「これだからリベラルは(笑)」みたいな話をする人がいますが、トランプ支持者の中にも反トランプ派の集会に銃弾を打ち込む人がいたわけですし、ヒラリーが勝ったら勝ったで、その時はトランプ支持者による暴動も起こってたような気もします。リベラルとか保守とかいう話じゃなくて、アメリカという国はそういう部分を抱えている国であり、そして、それくらい重大な大統領選だったということなのでしょう。差別的言動を繰り返していたトランプが大統領になったことで、ポリコレ廃止、差別OKになったと勘違いした一部のバカな人が吹き上がって無法を働いているような話もありますし、差別される側にとっては死活問題ですし、差別したかった側にとっても、彼らの主観としては「これ以上不当にガマンさせられるのに耐えられない!」って感じなんでしょうから。

 トランプという人がどこまで本気でああいう発言をしてきたのかはわかりません。世間を騒がせて注目を浴びるのが好きな人間であるのは間違いないので、「下品な本音で勝負するガハハおやじ」みたいなキャラをウケ狙いで演じてきた部分もあるような気がします。だから、大統領になったら意外と現実的な線に落としてくるような気もしないでもありません。そうでなくても、アメリカ政府で働いている人みんながトランプの発言を支持しているわけないですし、本気で言ってたとしても現実に反映していくのは難しいのではないでしょうか。トランプは大統領であって、独裁者でも王様でもないのです。そんなに好き勝手はできないでしょう。官僚によって色々と阻まれるのではないですかね。中産階級以下に対する保護的経済政策も含めて。
 あと思うのが、トランプは大統領になってつらくないんすかね? あんなに好き勝手やってきた男が、堅苦しい場に入ってしまうとストレス溜まりそうですよね。さすがに、今までみたいな発言してたら色々注意されちゃうでしょうし。めちゃくちゃ監視されて指導されちゃいそう。なんか、つらそうというか、絶対につらいですよね、ああいう人にとって。

 何はともあれ、全世界のために平穏無事にトランプの任期が終わることを祈りたいです。

(隔週金曜連載)

写真:Wikipedia(photo by Gage Skidmore/CC BY-SA3.0)

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