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サブカルチャー 2015.10.21(水)

「相棒」起用で起死回生のヒット? 反町隆史:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載73

 


エスムラルダの「勝手にワイドショー!」

連載第73回 「相棒」起用で起死回生のヒット? 反町隆史

 新たな相棒に反町隆史を迎えて10月14日にスタートし、初回視聴率18.4%を記録した、ドラマ「相棒season14」。
「反町隆史がハマっている」だの「いや、演技がひどい」だの、「初回視聴率18.4%はさすが」だの「いや、season9以来、初めて19%を下回った」だの、「やっぱり面白い」だの「いや、脚本が劣化した」だの、ネット上には「どっちやねん」と言いたくなるくらい、両極の意見が飛び交っているけど、まあ、それだけ注目度が高いってことよね……。

 で、「相棒」ファンのアタシはもちろん、初回を観てみたんだけど、反町隆史、悪くないんじゃないかしら。もともと「相棒」って、そこまでリアルな演技力が求められるドラマではないと思うし、ちょっと大味なくらいで、ちょうどいい気がするわ。
 視聴率も、「10%超えれば御の字」といわれる昨今の状況を考えると、十分立派よね(しかし、ここ数年の急激な合格ラインの下がりっぷりにはびっくり……)。

 それにしても、数か月前まで、「次の相棒は仲間由紀恵か?」とか「織田裕二か?」といった情報に振り回されていたアタシたち。まだまだ甘かったわね。まさか、反町で来るとは……。予想の斜め上を行く展開だったわ。

 そして反町隆史が、「松嶋菜々子の夫」としてでもなく、プライベートのスキャンダル(飼っているドーベルマンが、佐藤可士和の妻に噛みついた、とか)でもなく、仕事関係のネガティブな情報(主演ドラマが爆死、とか)でもなく、話題の中心になる(?)日がくるなんて、アタシ、予想だにしていなかったわ。ドラマ「ビーチボーイズ」とか「GTO」がヒットした、1990年代後半以来じゃないかしら……。

 今回つくづく実感したけど、橋田先生のドラマや、ある時期以降の内館先生のドラマ同様、「相棒」の「ちょっぴり旬を過ぎた感のある俳優・女優の再生工場」としての役割って、やっぱり素晴らしいわね。
 テレ朝のほかのミステリー枠とか2時間ドラマも再生工場にはなっているけど、ブランド力と話題性では、「相棒」はケタ違いだもの。
 今後も、ちょっぴり旬を過ぎた俳優・女優が、起死回生のヒット(逆転ホームラン、とまでは言わない)を飛ばせるよう、「相棒」にはずっと、高視聴率を維持してほしいわ……。

 ちなみに、反町のことを「好き」とか「イケる」とか思ったことは一度もないアタシだけど(ちょっと顔立ちが鋭すぎるのよね……)、一点だけ、「反町すげえ」と感心していることがあるの。
 それは、「POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜」という楽曲を世の中に送り出したこと。
 だってね……。言いたいことをぐっと飲み込んだりしたとき、かなりの高確率で、あのフレーズが、頭の中で再生されるのよ。まるで呪いのように……。

 リリースから20年近く経っているのに、しかも別にあの曲が好きなわけでもなく、それほど聴き込んだわけでもない(フルで聴いたことなんて、一度あるかないか)のに、ここまで心に残る(?)フレーズを生み出した反町。
 「もしかしたら天才かも」とさえ思うわ。

 とまあ、そんな与太話はともかく……。
 今まさに、「今後の俳優人生を左右する勝負どころ」を迎えている反町隆史。
 2代目の及川光博が8~10の3シーズン、3代目の成宮寛貴が11~13の3シーズン務めているので、なんとか3シーズンは頑張って……。そして、菜々子や子どもたちを安心させてあげて……。
 反町と菜々子って、もしかしたら夫婦揃って強力なリベンジ運を持っているのかもしれないけど、二人とも調子に乗りやすそうでもあるので、右京さんを怒らせないよう、くれぐれも謙虚にね……。

【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。
twitter:@esmralda001

エスムラルダ

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イメージ画像:番組HPより





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