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    実話BUNKAタブー2020年1月号

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社会・経済 2015.01.24(土)

後編:意外と知らない!? イスラム国っていったい何?

 


>>前編より

中東問題が解決すると困るアメリカ

 前編では、イスラム国の成り立ちと支持を集める理由について見てきましたが、それだけではここまでの勢力にはなり得ません。イスラム国が力を伸ばしてしまった理由は、またもアメリカにあります。
 2010年から2012年にかけて起こった「アラブの春」という反政府運動がありました。独裁政権であったチュニジアそしてエジプトやリビアなどで大規模なデモが起き、民主政権が誕生しました。これは世界の民主化を押し進めるアメリカの新自由主義による影響です。
 世界中で好意的に受け取られていたアラブの春ですが、この混乱に乗じてイスラム国が武器や石油利権などを次々と手にしていたのです。石油の輸出は現在もイスラム国の大きな資金源であり、略奪した武器は近隣諸国を恐怖に陥れています。

 しかし、これらがすべてアメリカの誤算だったかというと、そうでもないのかもしれません。なぜならアメリカは定期的に戦争をし、もしくは戦争を支援し、経済を活発化させてきた歴史があるからです。
 イスラム国が力をつけて支配を拡大すれば、アメリカの軍事経済はますます潤います。イスラム国の敵対国に武器を輸出できるし、テロとの戦いを口実に戦争にも参加できます。実は中東問題が解決してしまって一番困るのがアメリカという説もあります。
 イスラム教徒内だけでも解決が難しい中東問題。そこにアメリカの思惑が加わり、ますます混沌を極めています。中東問題が解決する日は、永遠に来ないのかもしれません。

(文・FUTOSHI) イメージ画像:(C)vitanovski/ 123RF写真素材

オススメ書籍:アメリカはイスラム国に勝てない(PHP新書)/宮田律・著
http://books.rakuten.co.jp/rb/13070131/


 



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