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    実話BUNKA超タブーVol.19

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    実話BUNKAタブー

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社会・経済 2013.04.13(土)

【後編】歌舞伎町に芸能人が通う「クスリ抜き病院」があった! あの人気アイドルも通う中毒者たちの駆け込み寺!


※写真はイメージであり実際の建物ではありません

気になる「ドラッグ抜き」のお値段は?

「まぁ、ここだけの話だけど、覚せい剤なんかやってる人がね、この点滴を3回連続でやったら、次の日の尿検査がシロだったらしくて、それで口コミで広がっちゃってね。だから、うちの病院はそういう患者さんも何人も抱えてるの」

と、ドラッグ抜きの患者が多く通うことを語ってくれた『A』の医院長。

 さて、その点滴の気になるお値段は一本13,000円。この値段の中に血液検査も含まれる。しかし、基本的に薬物は法律に反する。いくら抜いてくれる病院があったとしても、絶対に手を出してはいけない。

「でもさ、最近は、いろいろあるんだよね。ほら、合ドラって知ってる? ハーブとか」

 と、医院長。合法ドラッグとは、脱法ドラッグとも呼ばれるが、こちらも違法だ。麻薬と同様の効果を持つのだが。

「合ドラなんていってるけど、この間の患者なんて、コカインが混じってたんだよ。そんなの、絶対に許してはいけないよね。この間、警察署に行った時も、警察が頭抱えてた。合法ドラッグがドラッグより危険だっていう可能性もあるよ」

 薬物からの更生を支援したいというこの医院長は、覚せい剤以外のドラッグも蔓延しつつある現状を憂いていた。

処置室の“異様”な光景

 『ドラッグ抜き医院』は本当にあった。驚きを隠せないまま、「まぁ、そういうのを抜きたいっていうならまた話は別だけど、今日はとりあえず、保険の効く点滴にしておいたら」と提案を受け、点滴を打ちに処置室へと移動する。すると、そこにはまた、驚きの光景が広がっていた。

 処置室は、待合室の突き当たり。先ほどの前髪をちょんちょこりんに結んだ男性患者が出てきたところだが、その入り口を入ってすぐの左手には、とても病院とは思えないロココ調の重厚なカーテンが掛けられ、その奥のベッドには、ちょんちょこりんが横たわって点滴を行っていた。空いているほうの手で携帯を持ち、「俺っすか、いや、昨日は兄貴を迎えに行ったんすけど」という物騒な会話を繰り広げている。

 通常の病院では、携帯電話の使用は禁止されているはずだが、看護師はまるで気にする様子もない。そのまま右手に折れると、広々としたスペースが広がり、これまたまるで医院らしからぬリクライニングソファーがずらりと6台、縦に二列に配置されていた。

 辺りを見回すと、いかにもキャバ嬢といった風貌のギャルが暇そうに携帯を弄りながら点滴を受けているのが目に入った。その前の椅子にいるのは、キャップを目深に被ったカジュアルな格好の男性。しばらく寝ている様子だったが、20分ほどしたところで看護師が点滴を持って現れ「二本目行きますね」と針を腕に刺し始めた。

 事前に聞いていた「80歳くらいの全身刺青のおじいさんが点滴を打っている」「涎を垂らしたヤクザがいた」といった噂話には負けるものの、それでも普通の病院とは明らかに違った患者たちの姿に驚きを憶えたが、こうしている間にも、次々と新たな患者たちが入ってくる。

 トレンチコートを脱ぐなり、季節外れのノースリーブワンピース姿になったギャルは、常連なのか、診察室には寄らずに処置室へと直行してきたようで、看護婦に直接「いつものでお願い」と言うと、手馴れた様子でソファーに身体を沈み込ませた。時たま思い出したように2リットルペットボトルのミネラルウォーターを口へと運ぶ。まともなサラリーマンやOLや主婦や学生などが一切いないアンダーグラウンドな空間だ。

「ホストやキャバクラのコはよく来ますよ。飲むのが仕事だからね、せめて点滴で身体をいたわるしかない」そう医師は言っていた。アルコールならそうかもしれないが、覚せい剤は違う。誰がなんと言おうと犯罪だ。どんな薬物でも、絶対に手を出してはいけない。

(文・編集部)





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