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サブカルチャー

トルコの『エクソシスト』? 鍋殺人? 謎が謎を呼ぶあの映画の真相に迫る!

2017.03.16(木)

製作者も首をかしげる奇妙な映画たちを紹介

映画を観ていて、「ん? なんかこれヘンだな」と思ったり、あの映画ってなんだったんだろう……と思い返すことってありますよね。別冊映画秘宝から発売されたムック「謎の映画」は、そんな謎を解き明かす1冊。「映画の謎」だったらいろんなエラ~い人が解説していますが、この本はまさに「謎の映画」についての解説本。観ていてモヤモヤした映画や、監督自身も理解不能な状態に陥った奇妙な映画たちについて、様々な執筆者が綴っています。

表紙はダリオ・アルジェント監督の代表作『サスペリア』のワンシーン。中年以上のみなさんには「決してひとりでは見ないでください」のキャッチフレーズでおなじみですね。この『サスペリア』の謎が堂々巻頭カラーで展開されていて好事家ならヨダレだらだらのお耽美な雰囲気ですが、そんな格調高い本じゃないから大丈夫! 都会人が田舎でヒドい目にあう「田舎ホラー」なるジャンルや、トルコで作られた『エクソシスト』のパクリ映画、いろんな映画のシーンを継ぎはぎした「カット&ペースト」映画、ビデオパッケージに載っていた写真が本編にない映画の話など……。「謎」というかなりざっくりしたキーワードでゆるくつながっている、数々の興味深いエピソードが読めます。

個人的には「鍋をかぶった人物が次々人を殺す」映画『PANMAN』が観たいと思いました。なぜ鍋? それから、最近はクラウドファンディングでホラー映画を作る人も増えてるそうです。農夫がオレンジを女の頭にぶつけて絶命させる映画とか……こんな映画もクラウドファンディングという地平においては、名作『この世界の片隅に』と並んでしまうという21世紀ってどうかしてるネ! 的な感慨も味わえますね。

いまはまともな映画がまともなプロモーションで売られる時代で、それは鑑賞者にはとても幸せなことだけど、ちょっぴり淋しい。なんて思ってる人には、ぜひおすすめしたい1冊です。映画という産業の裾野がゴビ砂漠みたいに広い! と実感できますよ。

(文・吉田直子)

別冊映画秘宝「謎の映画」は1500円(税抜)で洋泉社より発売中
http://books.rakuten.co.jp/rb/14713696/
洋泉社:http://www.yosensha.co.jp/book/b280751.html

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