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サブカルチャー

今日はだれの誕生日か知ってるかな:杉作J太郎「美しさ勉強講座」連載32

2016.09.23(金)


軟弱な男たちの姿に見かねて、あの先生が立ち上がった!
杉作J太郎先生の「男の偏差値がぐんとアップする美しさ勉強講座」

32時限目・今日はだれの誕生日か知ってるかな

「アイドルを応援している人なんかと恋愛できません」

 そう彼女に言われてアイドル関連からすっぱり手を引き、池浜は彼女との恋愛を獲得した。彼女の信頼を得たわけである。

 だが。

 なぜだろう。

 この寂しさは。そして負け試合のような感覚は。

 この話を聞いた時にふと感じる、寂しさの正体はなんだろうか。

 もしかしたら池浜自体もその寂しさを感じているかもしれない。今回、この原稿がアップされるのは9月23日。奇遇である。9月23日はごっちん(いちおう明記すれば後藤真希)の誕生日である。深夜のファミレスで池浜も含む俺たちが乾杯のグラスを重ねたことも一度や二度ではない。グラスの中の液体がアルコールであろうとなかろうと、俺たちは酔っていたのかもしれない。池浜はごっちんが好きだった。そのごっちんのグッズをすべて処分した。一枚も使っていない、いや、そもそも筒から出したのも買った時ぐらいだろう、丸まってビニールに入ったままのカレンダー。その何年間もの期間が俺も池浜とともにすごした時間として思い出す。これ、処分するんでよかったら、と池浜からそのすべてを俺はもらった。本来は彼女ができて、

「でも、ま、とにかく、よかったな」

 なのだが、気分はそうではなかった。

 それはまるで甲子園で試合に負けた高校生が泣きながら砂を集めて袋に入れる行為に似ていた。

 池浜も感じていただろうか。ごっちんのグッズを手放す寂しさとは別の、別のところから発生している寂しさを。

 こういう時、逆に考えてみたらわかるのだ。

 もし自分が好きになった女がアイドルが好きだったら。たとえばジャニーズとか。たとえばジャイアンツの坂本とか。カープの石原とか。もしも好きだったとしたら、やめてくれないとつきあえない、と言うだろうか、と。全日程、応援に行っていて、遠征にも帯同し、キャンプの時期も家にいない。そんな女が俺のことを好きになった。俺のことを好きで好きでたまらないと言う。言われているうちに、まあ、なんかいい子だと思い始めたときに、石原の応援をやめないとつきあえない、と言うだろうか。

 やはり「アイドルの応援をやめないとつきあえない」と言われた池浜の場合。これは寂しい。

 本当に相手が好きならアイドルだろうが石原だろうがジャクソンだろうがマテオだろうが問題ないはずである。本当にその人のことを好きなら、あばたもえくぼである。癖や、匂いや、性癖に至るまで気が付けばそこが好きになっているはずなのだ。そこにいちゃもんつけてくる相手というのは愛がない、と俺は思う。

 ま、池浜の場合は池浜から無理にアタックして押せ押せの展開だったから相手が池浜のことをそもそも好きではないのだ。だから仕方ない話なのだが、やはりそこに恋愛の気持ちが薄いということを再確認する行為はきつい。

 なんのコラムかわからなくなってきたが、とにかく、世間一般的にはマイナスの部分が気にならないというのが恋愛としては当然のことなのである。恋愛は「込み込み」なのである。いろんなマイナスのことがそりゃあある。めちゃくちゃな部分もあれば信じられない匂いもある。「込み込み」なのだ。

 はい。

 次回、大きく話を戻す必要がありそうだ。長野からの帰り。モーニング娘。コンサートからの帰りの話であった。

(以下次回)

<隔週金曜連載>

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【杉作J太郎:プロフィール】
すぎさく・じぇいたろう  
漫画家。愛媛県松山市出身。自身が局長を務める男の墓場プロダクション発行のメルマガ、現代芸術マガジンは週2回更新中。著書に『応答せよ巨大ロボット、ジェノバ』『杉作J太郎が考えたこと』など。

おすすめ本:Jさん&豪さんの世相を斬る!(残侠風雲編)@ロフトプラスワン(ロフトブックス)
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