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狂ったアジア移住生活! Kindleでしか読めない、シックスサマナが面白い

2013.09.30(月)


電子書籍の収入だけで暮らしている人って意外と少ない

 マジコンなどの販売を経て、アジアの怪しいものを採り上げたら右に出るものはいない、クセのある紀行文で一時期アジア旅行書業界でもかなりの名を馳せていた作家「クーロン黒沢」がAmazonのKindleで「シックスサマナ」という電子書籍のシリーズを現在7号まで連続刊行している。わずか250円という価格もとても買いやすいが、Amazonプライム会員だと無料で読むことができる。 

 作家・漫画家業界では「AmazonのKindleを利用すれば(直接作家が取引できるため)出版社いらないだろ」みたいな大口を叩くのが昨年くらいのブームだったが、実際には日本で<出版社なしの>直販電子書籍のみで生計を立てている作家はまだ多くない。

理由としては1つは販売促進の問題。相当売れてる人ならいいが、知名度が低い場合は自分でPRしてなんぼなので、ツイッターフォロワーや、HPを見るファンを多く持っていない人は「手売りレベル」の地道なPRが必要になるということ。

2つめは文字校正や誤認訂正、内容の第三者チェックがないため、わりとずさんな本になってしまうということ。 

3つめは、紙でなく電子になっても本を作るという行為(変換までの作業)がわりと面倒な作業だということがある。(少なくとも動作確認までは必要だ)

 このような一連の面倒さに対して、日本国内での電子書籍端末の普及度がイマイチであることから、なかなか個人で「電子1本で行く」というような作家は(メジャーでは)少なかったのだ。

海外から出したら儲かるかも?

 だが、たとえば通貨価値の低いアジアの国から日本語の本を日本円で売ったらどうだろう? 日本の売上を現地通貨で貰ったら、現地ではわりとオイシイことになるのではないだろうか。クーロン氏は日本も行き来はしているようだが、基本カンボジア在住。ファンもネットユーザーが多く、Kindleでしか出ない著書があっても、ファン側にとってそれほど入手のハードルは高くない。(Kindleはアプリがあるので、Kindle以外のタブレット、スマホなどでも読むことは可能だし、Amazonという紙と同一の売り場において販売するので、紙の著書のある作家なら目にとめてもらいやすい)。

 主な内容はアジア移住に関わるコラムや、アジアの変わった人達の文章なのだが、写真も入り、読み物としては面白く読める。現在の250円はペイするには厳しいくらいの破格な価格だが、意外と定着するに従って儲かってくる可能性も無くはない。「シックスサマナ」とは古代インドを代表する偉大な六人の思想家に因んで命名されたそうだが、電子書籍形式の雑誌のほかに、あまり宣伝色の少ないブログサイトも別にあるのでそちらも見ると雰囲気がつかめる。

 海外から日本へ発信という「想定外」な電子書籍モデル、これからどうなるかがまったく読めないが、ものすごくハイペースで刊行されており、非常に楽しみだ。

電子書籍はAmazon内で「シックスサマナ」で検索
おすすめサイト:シックスサマナ

(文・KUS OBUKURO)

 

 


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