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芸能・エンタメ

後編:犯罪界の唯一神と呼ばれていた男、田代まさし伝説!

2014.09.30(火)


>>>前編より

田代まさしの暴走にネット民は歓喜

 2001年12月、近所の男性会社員宅の風呂場を覗いたとして田代は再び逮捕される。田代はゲイなどではなく、なぜ男風呂を覗いたりしたのかまったく理解できない。この事件で田代は軽犯罪法違反で逮捕。さらに自宅から覚醒剤が発見され覚醒剤取締法違反で再逮捕される。ここで事務所は田代との契約を解除(事実上のクビ)した。志村けんは「あいつは最低なことをしたのだから芸能界から消えてもらいたい」とコメントし、田代は芸能界からも追放された。
 しかし捨てる神あれば拾う神あり。芸能界から捨てられた田代を拾ったのはインターネットだった。芸能界で確固たる地位を築いているのに、盗撮やのぞきというショボい犯罪を繰り返す。まさに師匠である志村けんのキャラクター「変なおじさん」の生き写しといったところであろうか。そんな田代の暴走ぶりに『2ちゃんねる』を中心としたネットユーザーたちは色めき立った。
 その年、アメリカの雑誌『TIME』は、「パーソン・オブ・ザ・イヤー(その年の顔)」を、ネット投票で受け付けていた。これに目を付けたネットユーザーたちは、「Masashi Tashiro」という候補者を作って大量投票を始める。世にいう「田代祭」である。手動投票のほか自動で投票を繰り返すプログラム、通称「田代砲」まで作り投票に投票を重ねていった。結果、一時はオサマ・ビン・ラディンを抑えて、「Masashi Tashiro」が1位になるという異常事態が発生。しかし『TIME』側は不正投票として「Masashi Tashiro」を削除した。

7度の逮捕で出所しても報道はゼロ

 この頃から田代はネット上で「神」と呼ばれ始める。また盗撮画像や盗撮系AVを指す隠語として、「タシロ」や「タシーロ」という言葉も使われ始めた。
 いっぽう執行猶予判決を受けた田代は、Vシネマ監督として再スタートを切った。2004年春頃にはテレビ復帰も検討され始めた。だが荒ぶる神はまだまだ止まらない。同年6月、田代は自動車で青梅街道を走行中に転回禁止エリアでUターンをし、人身事故を起こしてしまう。当然テレビ復帰は取り消しとなった。
 さらに9月、覚醒剤所持とバタフライナイフを持ち歩いていたため銃刀法違反で逮捕。ついに田代は懲役3年6月の実刑判決を受け刑務所に収監される。
 出所後はブログや『ニコニコ動画』など、ネットを中心に活動を再開した田代。しかし2010年9月、コカインを所持していたとして横浜市内で逮捕。さらに覚醒剤所持も発覚し再逮捕され府中刑務所に収監された。
 実に逮捕歴7回。芸能人の逮捕歴としては内田裕也(3回)や萩原健一(4回)を大きく上回っている。芸能界の話題がASKA容疑者の覚醒剤逮捕で持ちきりだった今年7月、田代は刑務所をひっそりと出所した。神の出所をリアルタイムで報じたマスコミはなかった。

(文・編集部)

オススメ書籍:審判(創出版)/田代まさし・著

 

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