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芸能・エンタメ

《前編》太田光がもし本当に総理大臣になっていたら?

2014.02.09(日)


人気番組のマニフェストを検証してみた

『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』は、日本テレビ系列で2006年から2010年まで放送された人気番組。その後も数回、特別番組として放送されている。番組は「小さな国会」と呼ばれるセットで収録され、出演者は「議員」という扱い。太田は「内閣総理大臣」という設定で、番組冒頭に「マニフェスト」を提案。マニフェストについて議員たちが討論し、番組最後に賛成・反対の投票が行われ、賛成が過半数の場合マニフェストは可決となる。その場合は、実際の国会に陳情するという。
 もし現実の世界で太田が総理大臣になり、マニフェストを実現したら日本はどうなっていくのか。太田が提出したマニフェストを検証しながら考えてみたい。

マニフェスト1「全国の自衛隊基地を田んぼにします」

 このマニフェストの主張内容は「全国の自衛隊基地を田んぼにし、約25万人の自衛隊員は農業に転業。食料自給率を上げる」「自衛隊を解散し、不要になった戦闘機を航空便として人や物を運ぶために活用する」「レスキュー隊は残し、人命救助や災害対策は行う。だから安全」「憲法9条を世界にアピールし軍隊と戦力の放棄を世界に呼びかける。すると世界各国から喝采を浴びる」というもの。

 太田のマニフェストは基本的に性善説の発想から作られているものが多い。そのため、実際の政治を執り行っている政治家からは反対されることが多く、現実的な国際関係の現状などから反論する政治家と、理想論で政治家に噛み付く太田の、熱くも噛み合わない議論が番組の見どころのひとつでもある。
 実際このマニフェスト1の放送回では、東アジアの情勢について語る政治家に、太田は「政治家なら理想を語れよ!」と、おでこに青筋を立てて反論していた。
 実際に太田が総理大臣となり、このマニフェスト1を実現したとすると、当然、安全保障・国防の面で日本はガタガタになってしまう。いま中国政府が領土・領海の拡大を目指して、日本に様々な揺さぶりをかけてきている。ここで自衛隊がなくなれば、簡単に離島などは支配されてしまう。日本の領土を東アジアの太平洋上に無防備に放置しておくべきではない、というのが現実的な考えだ。しかし太田は政治家に理想を語ることを求めるため、どんどん討論は混沌化していく。

マニフェスト2「心霊現象やオカルトはないと憲法に明文化する」

 このマニフェストの趣旨は、「心霊現象やオカルトは存在しないと法律化することによって、霊感商法のような詐欺をなくす」というもの。ただ、憲法は国と国民の関係を規定する法律なので、憲法では規定できない。心霊現象やオカルトは国民と心霊の関係なので、心霊を法律に組み込むとすると心霊を法人化(人間と同じく法律で権利が認められる存在)し、民法に組み込むことになる。
 しかし、太田のマニフェストでは「心霊は存在しない」と規定されている。存在しないものをどう法人化するのか。もはや、とんちの世界である。仮に法制化できたとしても、太田の同業者の、怪談や都市伝説を語っている芸人たちがのきなみ廃業してしまう気もする。むしろ彼らのことが嫌いで追いつめるために、このマニフェストを提示したのだろうか? と思われても仕方がないかもしれない。

>>>後編へ続く

 

(文・tkze)

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